松下洸平、ディーン・フジオカらに続く朝ドラ経由の大ブレイクへ 視聴者を虜にした八郎の魅力

松下洸平、ディーン・フジオカらに続く朝ドラ経由の大ブレイクへ 視聴者を虜にした八郎の魅力

 視聴者を夢中にさせ続けてきたNHK連続テレビ小説『スカーレット』が、3月30日に最終回を迎える。無駄な台詞がひとつもなく、細部まで散りばめれた脚本、時間の変化、人物の関係性の編成の変化がはっきりと分かる丁寧な演出、主人公・喜美子を演じた戸田恵梨香の演技力、適材適所だった出演者たち……と成功の要因を挙げていけばキリがない。その中でも『スカーレット』を通し、最も多くの人を夢中にさせたのは、十代田(川原)八郎を演じた松下洸平と言っても過言ではないだろう。

 戸田恵梨香の相手役として、伊藤健太郎の父親役として、林遣都の親友役として、名だたる俳優陣たちを相手に、“八郎そのもの”としか思えない演技を見せてくれてきた。「#八郎沼」に落ちた人も数知れず。そんな松下洸平の魅力を、ライターの西森路代氏は次のように語る。

「先日、『スカーレット』を改めて最初から見直したのですが、驚いたのは八郎が初登場のときと、現在の白髪交じりの姿と、まったく別人のように見えたことです。若い頃の“青さ”と、歳を取ってからの風格、どちらもその年齢の人にしか見えませんでした。喜美子を演じる戸田さんの年齢を重ねていくお芝居ももちろん良いのですが、松下さんは出演がない時期もあっただけに、余計にそのギャップに驚きました。八郎は喜美子に対して、呼び方が「川原さん」から「喜美子」に、そして再び「川原さん」になり、また「喜美子」に戻ります。この呼び方ひとつとっても、ふたりの関係性、八郎の心情がよく表れていました。離婚をして再会することで、結婚前のようにふたりがドキマギしていて、二度目の恋愛ドラマを観ているようでもありました。台詞がないシーンでも何気ない視線、佇まいにさまざまな情報が詰め込まれていて、視聴者は『本当は何を思っているんだろう』『八郎さんの気持ちを理解したい』と夢中になっていたように思います」

 朝ドラをきっかけに飛躍を遂げた俳優は多い。『あさが来た』で五代才助(友厚)を演じたディーン・フジオカや、『半分、青い。』の中村倫也などが挙げられるだろう。いまや主演として多くの作品を背負っているディーンや中村だが、松下洸平はどんなその後を歩むのだろうか。西森氏は次のように続ける。

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