『恋はつづくよどこまでも』インタビュー
佐藤健が考える“自分を見失わない”仕事のやり方 「ベストな道が見つかるまで考える」
「僕を嫌いにならないと約束できる人だけ、見ても良い」
――2020年1月スタートのドラマになりますが、今年はどんな1年にしたいと考えていますか?
佐藤:昨年は令和が始まって、新たな時代という印象が強かったです。僕自身にとっても30歳になって、人生の次のステージが始まったという年でした。『るろうに剣心』が撮り終わって、その後にも連続して作品が入って……そういう意味で、今年も新しい章が始まっていく感覚ではありますが、本質的には仕事に向き合う姿勢は変わらないです。一生懸命やって、いい作品に出会って、いいパフォーマンスをしていきたいなと思います。
――30代になって、1年があっという間に感じませんでしたか?
佐藤:それ、僕いつも思うんですけど、みんな絶対言うじゃないですか。なので、僕は驚かないようにしています。1年は短く感じるものなんだなって。だから、短いんだって思って1年過ごすようにしています。みんな毎年ビックリしたように言うから、面白いなと思って見ていますけど。
――こんな大人の男性になりたいというイメージは?
佐藤:理想というと難しいんですけど、全ての質問に答えられる人になりたいですね。それは知識面でもそうですし、どんなクエスチョンに対しても自分なりの答えがある人というか。
――天堂にも通じるストイックな姿勢がある佐藤さんですが、その原動力というか、モチベーションはどこにありますか?
佐藤:たくさんあります。1つは見られる仕事だから、ダサい姿を見せたくないっていう思いもありますし、ありがたいことに期待して待ってくれているファンの方々もいてくださるので、そういう人たちのために……とも思いますし。あとは、男としてせめて1つくらい自分の職業くらいは誰にも負けたくないって思う気持ちもあります。でも、何が何でも最前線を走り続けたいとは思わないですけどね。今は別に楽しいから仕事をずっとやっているんですけど、他に楽しいことが見つかるんだったら一旦お仕事を休憩して、人生を楽しむみたいなことにも抵抗感はないです。
――仕事との向き合い方にしても、人生の時間の流れにしても、すごくフラットに捉えられているんですね。固執されていないというか。
佐藤:そうですね。やるからにはやりたいんですけど、だからこそやらないならやらないということかな。中途半端はないんだと思う。いろんなジャンルのことを経験したいですし、そのなかでやりたいことが見つかって、実現して……というふうにつながっていけたらいいなと思っています。
――運命の流れにあらがわず、それでいて自分を見失わないバランス感覚をどうやって維持されているんですか?
佐藤:とにかく考えるってことですね。人間の頭の良い悪いって、思慮深いかどうかだと思っていて。今取るべき行動は何なんだ? というベストな道が見つかるまで、時間をかけてでもちゃんと考える。「これだ」と決まったら、あとはもう行動すればいいので、迷うことはないじゃないですか。今、こうすることがベストだから、こうする。それを連続していけば、悔いのない人生ができるんじゃないかなって。
――その思考量が、佐藤健の魅力につながっているんですね。では、最後にドラマを楽しみにされているみなさんにメッセージをお願いします。
佐藤:僕が見る限り、本当に純粋に七瀬が可愛いので、僕はただただひたすらひどいことを言い続けてます。多分、「天堂先生そこまでひどいこと言わなくても良いのに」「七瀬ちゃん可哀想」って言いながら、見るドラマになると思います。なので、僕のことを嫌いにならないように。そこだけ約束していただいたら、見ても良いです。
――まさかの許可とは!
佐藤:嫌いになる可能性がある人は見ないでください(笑)。
■放送情報
火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』
TBS系にて1月14日(火)22:00~22:57放送スタート(初回15分拡大)
原作:円城寺マキ『恋はつづくよどこまでも』
(小学館 プチコミックフラワーコミックスα刊)
出演:上白石萌音、佐藤健、毎熊克哉、昴生、渡邊圭祐、瀧内公美、吉川愛、堀田真由、香里奈、平岩紙、片瀬那奈、蓮佛美沙子、山本耕史
脚本:金子ありさ
演出:田中健太ほか
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:宮﨑真佐子、松本明子
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS (c)円城寺マキ/小学館
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koitsudu_tbs/
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