佐藤健が考える“自分を見失わない”仕事のやり方 「ベストな道が見つかるまで考える」

佐藤健が語る、天堂に通じるストイックさ

 上白石萌音と佐藤健が繰り広げる、誰もが応援したくなる胸キュンラブストーリーがついに始まる。1月14日からスタートする火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』は、佐藤健が「魔王」と呼ばれるほど、ストイックすぎる医師に変身! これまで様々なキャラクターを演じてきた佐藤だけに、どんなドSキャラを演じるのか注目だ。もしかして、佐藤自身の中にもドSな部分がある? そんな素顔を探るべくインタビュー。読めばあなたも、上白石萌音演じる佐倉七瀬のように、思わず翻弄されちゃうかも!?

「ドSキャラ、正直楽しんでます」


――すでに、世間ではドS医師を演じる佐藤さんへの期待で盛り上がっていますが、ご自身ではいかがですか?

佐藤健(以下、佐藤):ありがとうございます。こういったジャンルのものも新鮮ですし、映画が続いていた中、連続ドラマというところも、上白石さんとの共演も、非常に楽しみにしていました。今回演じる天堂は「ドS」と言われていますが、個人的には仕事に対するストイックになる感じは、わからなくもないんですよね。命を扱う現場に身を置いているのであればなおさら。1つのミスが誰かの生死に関わるということなので。厳しくならざるを得ないという意味で、共感できるところはあります。もちろん、ドラマ的に多少誇張されている部分はあると思いますが、芯のところでは理解ができるので、無理なく演じられると思います。

――予告編を見ても、かなり七瀬に対してズバッと言うシーンがありますが。さすがに“これはやりすぎかな”という気持ちは?

佐藤:やりすぎだなって違和感を持ったら、無理して演じないかな。台本の段階から、そのニュアンスは話し合いながら役作りしています。今回の作品は、結構コミュニケーションを取りながら作っているところもありますし。よりよいものを作るために意見を出し合える良い現場です。

――では、あのドS発言は佐藤さんなら言うかもしれない感じで、視聴者がキュンキュンしちゃっても大丈夫でしょうか?

佐藤:はい(笑)。でも、現実にはここまで人に厳しく対応することって、逆にできないじゃないですか。真正面から怒る機会もなかなかないですし。なので、天堂の役は演じていて楽しいですよ。正直、ちょっとスッキリするくらい(笑)。

――上白石さんは、厳しいセリフを言われてどんな反応を?

佐藤:カメラが止まったあと「辛いです」「怒られてばっかりで悲しい」って言ってますね。

――そこでフォローされたりするんですか?

佐藤:いや、じっと見るだけです。

――ナチュラルにドSじゃないですか!(笑)。

佐藤:(笑)。こういうのも悪くないなと思いながら、楽しませてもらっています。

――佐藤さんも天堂のようにツンデレ男子?

佐藤:そんなことないと思いますけどね。というか、ツンの部分はないですよ。

――では、デレも抑えめですか?

佐藤:いやいや、デレはふんだんに(にやり)。

――その冷静さと甘さの共存が、多くの人を夢中にさせているんですね。ずるいですね。

佐藤:(じっと見つめて)だといいですね。

――佐藤さんは公式LINEのメッセージが「彼氏味が強い」と話題になっていましたが、そうした相手の心を掴む会話はどうやって習得されたんですか?

佐藤:相手の心とか考えてることって、そもそもわかるものじゃないので。どうしたら相手が喜んでくれるかなっていうのは考えるようにしています。何をしてほしいのか、逆に何をしてほしくないのか。そういう思いやる気持ちだけですよ。

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