伊藤沙莉、『映像研には手を出すな!』声芝居の難しさを語る 「普段のお芝居は引き算」

伊藤沙莉、声芝居の難しさを語る

 浅草みどりの同級生でお金に目がないプロデューサー気質の金森さやかを演じるのは、『デジモンアドベンチャー tri.』の泉光子郎役などの田村睦心。「ちょっと前からぬか床をやっておりまして、最近腸活って流行っているので健康に過ごしていきたいなと思いまして、最近はパプリカやアボカド、トマトをつけたりお洒落な野菜を漬けて美味しくいただいております」とこちらも趣味を告白。

田村睦心

 カリスマ読者モデルとして活躍しながらアニメーター志望の水崎ツバメを演じる松岡美里は、本作がテレビアニメ初出演となる。「このアフレコに夢中になっています。週一なんですけど、アフレコの翌日から次回に向けて漫画や台本を読んだり映像を見たりと、このアフレコを中心に一週間生活をしています。初めてアニメに関わらせていただいて、自分の中でもみなさんの中でも記憶を残る作品になるように手を抜けないなと熱い気持ちでいっぱい」とフレッシュなコメントを寄せた。

松岡美里

 普段は女優として様々な作品に出演する伊藤だが、声芝居の難しさを聞かれると、「目の前に正解の表情があるのに、自分で表情を作ってしまうときがあって。それは誰にも伝わらない表情なんだけど、それで声に気持ちが乗っかればいいなと思っています」とこだわりを明かす。「普段のお芝居は引き算でやっていて。まず大きめなリアクションをやって、そこから引いていくんですけど、声のお仕事は、『これ大げさなんじゃないかな』と思うところが、絵に乗っかると雰囲気が変わってちょうど良くなったりするから、すごく楽しんで録っています。かなり足し算だなと思いました」と自身の演技論を明かした。

左から伊藤沙莉、田村睦心、松岡美里

 主演の3人はこの日のためにお揃いのイヤリングを着用。記者から質問されると前のめりになり、伊藤が「3人で親睦会をやりまして、その時に松岡さんがこちらを買ってきてくださいました。3人のカラーでアニメを作るから鉛筆のモチーフで」と明かす。「宝です」「3人とも忘れなくてよかったです」と映像研メンバーの仲の良さも垣間見える会見となった。

左から田村睦心、伊藤沙莉、松岡美里

(取材・文=安田周平)

■公開情報
TVアニメ『映像研には手を出すな!』
NHK総合にて、2020年1月5日(日)放送スタート
原作:大童澄瞳(小学館『月刊!スピリッツ』連載中)
監督:湯浅政明
キャラクターデザイン:浅野直之
音楽:オオルタイチ
アニメーション制作:サイエンスSARU
(c)2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
公式サイト:eizouken-anime.com
公式ツイッター:@Eizouken_anime

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