>  >  > 『凪のお暇』凪が興味を持つことに消極的なワケ

武田真治演じるママの愛情たっぷりの指摘 『凪のお暇』それぞれが自分の課題に気づきはじめる

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 「あんたが会話のボールを投げられない理由は何でしょう? ……あんたが、相手に興味ないからよ!」

 『凪のお暇』(TBS系)第6話。物語はいよいよ折り返し地点を迎え、登場人物たちはそれぞれ自分の中にあった課題に気づきはじめる。

 凪(黒木華)はスナック『バブル』で、“しばしのお暇“をお暇して、ボーイとして働くことに。そこで気づかされたのは、自分が人間関係の根底である“興味を持つ“ということが、著しく欠けていたこと。

 「そもそも、なんで相手に会話のボールを投げてもらう前提なの? 何様!? あんたってもしかして自分のこと“私って聞き上手なタイプ~“とか思ってない? 本当の聞き上手っていうのは、相手の打ちやすいボール先に投げてあげてるから! あんたの場合は、あんたが相手の顔色うかがうばっかりで、何のボールも投げてこないから相手が気を使って話題を作ってくれてるだけ!」

 ママ(武田真治)からの、的確勝つ愛情たっぷりの指摘を受けて、やっとなぜ自分が人と関わったときに息苦しくなるのかを理解する凪。同調はしていたけれど、本当の意味で共感はしていなかったということ。「わかる〜」と語調を合わせたところで、本当に心の波長が合っているわけではなかったということ。

 “興味を持つ“なんて、実にありふれた言葉だが、改めて考えてみると、何をもって“興味
“というのか。その概念は実にあやふやだ。「この人に気に入られなければ」と怯えるのも、「この人を打ち負かしたい」とマウントを取るのも、“興味を持っている“状態にも見える。だが何か違う。それは、きっと興味ではなく干渉というのだろう。

 ママのいう“興味を持つ“とは、“愛情を持って接する“の入口に立つということなのだ。興味を持つ→相手を知ろうとする→知ることができた相手の考えを理解しようとする→相手の想いを尊重しようとする→愛情を持って接する……。興味がなければ、そのスタートの位置にも立っていないということ。そこに、凪は気づけていなかった。

 そつない対応をとることが空気を読むことだと思っていたが、本質的に空気を読むとは相手の心のドアにノックして、どんな状態なのかをうかがうこと。その反応次第では、そっとしておくこともある。それが、空気を読むということだ。

      

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