大手シネコンの映画鑑賞料金、相次ぐ値上げ “お財布に優しい”映画鑑賞を伝授
コアな映画ファンにおすすめしたい日本映画テレビ技術協会
いちいち割引スケジュールの確認などやってられないという人もいる。筆者がそうだ。そういうコアな映画ファンにオススメしたいのが、「日本映画テレビ技術協会」への入会だ。
入会金、年会費は少々高いのだが(入会金は5000円、会員発行費は毎年1000円、年会費は毎年15000円)、月に3回以上映画館に行けば元は取れる計算になる。その他、入会特典もあるので、お得感はかなりある。ネットでの座席予約に対応していないが、都内ならばほとんどの映画館にてシニア料金で鑑賞可能となるお得な会員制度だ。
こうした専門団体は、通常、その業界に従事していないと入れないものだが、日本映画テレビ技術協会は、入会資格を「映像技術に興味、関心のある個人」としている。映像関連の仕事に就いていなくても入会できるのだ。
毎月届く定価1500円の機関誌「映画テレビ技術」も面白い。撮影監督から見た撮影現場の裏側や、俳優の魅力などを語ったインタビューなどもあり、ここでしか読めない情報が満載だ。
筆者はこれに入会して、大いに利用している。スケジュールを考えなくてもいつでも1100円で映画を観られるのは大変開放的な気分だ。「今日映画観たい気分だけど1800円だから損だなー」とか思って躊躇することがない。
一点注意してほしいのは、全国津々浦々で利用できるわけではないこと。「日本映画テレビ技術協会」と提携している興行組合支部のある都道府県のみが対象となる。対象地区は以下の通り。
<対象地区一覧>
札幌市・宮城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・愛知県・ 京都府・大阪府・ 奈良県・兵庫県・広島県・福岡市・愛媛県・香川県・高知県・徳島県
詳しくは、公式サイトの入会資格や、割引入場の詳細を観てほしい。