King & Prince 永瀬廉が取り戻した笑顔と友情 『俺スカ』古田新太による驚愕の教育法とは?

King & Prince 永瀬廉が取り戻した笑顔と友情 『俺スカ』古田新太による驚愕の教育法とは?

 え、ボクシング!? そう思わず驚愕してしまう、実に原田先生らしい型破りな解決法。あくまでも(合法的な)スポーツとして、親子で殴り合いをさせる試みに出た原田だったが、明智は一向に父親に拳を突きつけることはなく、一方的にボコボコにされる痛々しい展開に。なぜ明智は父親を殴らなかったのか。それは、暴力を振るう父親と一緒になりたくなかったからだ。暴力を振るわれた際の口に滲む血の味と、ジンジンと広がる体と心の痛みを、彼はイヤというほど経験していたから、例え純一が相手でも、仕返しをしないというのが明智の意志の強さだ。しかしそこで初めて、「精神的な暴力」ではあるものの、同じ痛みと苦しみを若林(長尾謙杜)へと与えていたことに気づくことになる明智。「ごめん」と何度も言葉を重ねることで、明智と若林は痛みを共有していく。

 東条(道枝駿佑)と明智の「ごめん」の交流と、若林から明智へと注がれる許しの言葉。絡まっていたものがほどけてすべてがいい方向に向かいながらも、明智が負った傷は相当深いようで、「どうせ裏切んだろ」とまだ人を信用することに臆病でいる。そんな明智に原田は、「あんたが裏切られた数だけ、好きなだけ私を殴りなさい」「絶対に殴り返さないから」と約束をしてみせ、何度殴られても気絶せず、明智と対面する強い姿を見せる。原田が伝えたかったのは、約束を守る大人もいるということだ。物事をステレオタイプ化して遠ざけてしまうにはまだあまりにも早く、人に頼る弱さを受け入れることの重要性を、原田は血だらけになりながら必死に伝える。その想いの行く末は、原田のことを「のぶお」と呼ぶ明智と、文字通り“色眼鏡”を外した父親・純一の姿にこそ強く刻みこまれているだろう。

 原田のボクシング大作戦によって笑顔を取り戻した明智。演じたKing & Prince永瀬廉の初アクションも大きな見どころだったが、気になるのは次週以降のドラマ展開だろう。これまで以上に明智の多彩な表情が見られるのではないかと胸を躍らせながら、原田が内緒にしていたという“秘密”の正体も気になるところだ。

※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記。

■原航平
ライター/編集者。1995年生まれ。映画、ドラマ、演劇など、とにかく物語と
役者に興味津々。大学時代の卒業論文の題材は「疑似家族を描く日本映画につ
いて」。Twitterブログ

■放送情報
土曜ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』
日本テレビ系にて、4月20日(土)放送スタート 毎週土曜22:00〜放送
出演:古田新太、松下奈緒、白石麻衣、永瀬廉(King & Prince)、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、長尾謙杜(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、阿久津仁愛、須藤蓮、堀家一希、眞島秀斗、富園力也、黒田照龍、河野紳之介、兼高主税、葵揚、次も大塚、吉田翔、中西南央、高橋ひかる、竹内愛紗、箭内夢菜、秋乃ゆに、宮野陽名、国府田聖那、染野有来、西村瑠香、前川歌音、宮部のぞみ、松村キサラ、松永有紗、菊池和澄、宇田彩花、横島ふうか、小市慢太郎、じろう(シソンヌ)、桐山漣、大西礼芳、片山友希、伊藤あさひ、田野倉雄太、中川大輔、大倉孝二、荒川良々、いとうせいこう
脚本:加藤拓也
音楽:井筒昭雄
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:大倉寛子、茂山佳則(AXON)
IPプロデューサー:植野浩之
キャラクター(原田のぶお)監修:ブルボンヌ、白川大介
演出:狩山俊輔、水野格
制作協力:AXON
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/oresuka/

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