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『なつぞら』安田顕、山田裕貴ら“小畑家”が生み出すグルーヴ感 何でも言い合う理想の家族に

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 いよいよ東京編に入った『なつぞら』(NHK総合)だが、まだまだ十勝に暮らす人々のことが忘れられない人は多いのではないだろうか。

 中でも、菓子屋・雪月には魅力的なキャラクターが多かった。最初になつ(広瀬すず/粟野咲莉)が泰樹(草刈正雄)と訪れ、夕見子(福地桃子/荒川梨杏)に間違えられながらも、温かく迎えてもらい、牛乳と卵と蜂蜜で作ったアイスクリームを食べさせてくれた。それ以来ずっと、いろんな場面でなつを受け入れてきた。

 その店主は安田顕演じる小畑雪之助だ。彼は、東京でお菓子作りの修行をしたこともあって、開けた考えを持つ人物。また、その母親のとよ(高畑淳子)が泰樹と長年のつきあいで、口さがなくいつもやりあっているが、この明るさが、一家の空気を作っているように思える。

 「俺たちはなんでも我慢せず言い合う」「言い合える相手がいるだけで、人は恵まれとる」と、泰樹はこの雪月の店先でなつに言うが、とよとの関係性があってことのセリフだろう。とよは、息子の妻の妙子(仙道敦子)とも、同じようになんでも言い合える関係性を作っている。

 雪之助は、その後もさまざまな菓子を作るが、物資のない中で、工夫をし、新しいことを取り入れることに物おじせず、そして地元を愛しながらも、息子の雪次郎(山田裕貴)を修行にも出させ、新しい知識を得ることにも積極的だ。

 5月9日放送の第34話で、雪之助と息子の雪次郎はミルクバケットの形を模し、バターを使ったお菓子を、なつや天陽(吉沢亮)にふるまう。とよのアイデアで、「開拓者の郷」という名前を付けられたこのお菓子。このときの十勝の菓子屋は小豆を使うことが主流であったというセリフもあり、雪之助はいち早くバターを取り入れたということがわかる。この一家からは、十勝という場所に宿る開拓者の考え方を、こちらに伝えているようなところも多かった。

      

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