『シャザム!』はどんな作品に仕上がっているのか? デヴィッド・F・サンドバーグ監督に聞く

『シャザム!』はどんな作品に仕上がっているのか? デヴィッド・F・サンドバーグ監督に聞く

 DC映画『シャザム!』が4月19日に公開される。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『マイティ・ソー バトルロイヤル』でファンドラルを演じ、マーベル・スタジオ作品にも出演した経験のあるザッカリー・リーヴァイが主演を務める本作は、“見た目がコドモで中身がオトナ”という異色のヒーローの活躍を描いたコメディ・アクションだ。

 今回リアルサウンド映画部では、4月5日の全米公開を前に、未だベールに包まれた本作の秘密を探るため、監督を務めたデヴィッド・F・サンドバーグに電話インタビューを行った。『ライト/オフ』や『アナベル 死霊人形の誕生』などホラー映画でその手腕を発揮してきた監督は、『シャザム!』をどのような作品に仕上げたのかーー。

「シャザムはスーパーマンと特別なつながりのあるキャラクター」

ーー映画の公開まで数週間と言ったところです。ワールドプレミアなど海外メディアの反応は上々ですが、現在の率直な気持ちを教えてください。

デヴィッド・F・サンドバーグ(以下、サンドバーグ):本当にワクワクしているし、観てくれた人たちが本当に気に入ってくれているみたいでホッとしているよ。公開後についても、みんなにとって初めてのキャラクターを紹介できることに、とてもワクワクしているとこだね。1940年代にはスーパーマン以上の人気を誇っていたキャラクターが、しばらく忘れられていたんだ。それを再びこうやってその存在をお届けできるのは、僕にとっても大変光栄なことだ。だってシャザムは最高のスーパーヒーローの1人だと思うからね。

ーーアメコミヒーロー映画に関しては、もともと興味があったのでしょうか?

サンドバーグ:子供のころからスーパーヒーロー映画が大好きで、リチャード・ドナー監督の『スーパーマン』をはじめ、ティム・バートン監督の『バットマン』シリーズも大好きだし、DCもマーベルもヒーロー映画は全部観ているよ。コミックスも大好きだけど、子供のころはヨーロッパで育ったから、アメコミだけでなくヨーロッパのものも読むし、日本のマンガももちろん読むよ! 『銃夢』も大好きだから、『アリータ:バトル・エンジェル』も早く観ないとね(笑)。

ーーぜひ観てください(笑)。今挙がったような作品の中で、今回の『シャザム!』に何か具体的に参考にしたものはありますか?

サンドバーグ:すでに観たヒーロー映画は自分の中に取り込めているから、今回のために何かを参考にしたということはないけど、シャザムはスーパーマンと特別なつながりのあるキャラクターだから、ザック・スナイダー監督の『マン・オブ・スティール』やリチャード・ドナー版『スーパーマン』は気には留めていたかもしれないな。もちろん似せようという意識はなかったけどね。

ーーちなみに、本作のオファーが来たときの心境はどうでしたか?

サンドバーグ:驚いたよ。ホラーしか手がけていなかった自分のところに話が来るなんて夢のようだったし、もちろん断ることなんてできなかった。ちょうど『アナベル 死霊人形の誕生』の編集を終えようとしていた頃に、『シャザム!』に興味がないかと連絡があったんだ。スタジオはブラックアダムを敵にしていたんだけど、少しストーリーが大きくなりすぎてしまって、これはまずシャザム単体を観客に紹介してからもっと大きな話に広げた方がいいんじゃないかと考え方を変えたんだ。その結果、単体でいくとなった時に、僕に話が来たんだよ。そこから一からストーリー作りをしなくてはいけなかったから、スタジオと脚本家と自分とで週に1回くらいのペースで会いながら、ストーリー打ちみたいなことを繰り返していく作業をしたんだ。その作業はとても密で楽しかったよ。僕がこれまで手がけてきた作品よりとても規模の大きい作品だけど、自分のことを監督にと思ってくれたことはすごく嬉しかったね。

ーーDCエクステンデッド・ユニバース(以下、DCEU)の過去作品はどの程度意識しましたか?

サンドバーグ:DCEUの作品はすべて観ていたし大ファンだったけど、これまでの作品の要素を取り入れなくてはいけないという制約があったわけではなく、あくまでこの作品はシャザムの物語を描くものと思って向き合ったんだ。逆に、イースターエッグとしてDCのキャラクターや、これまでに起きたことをちょっと入れていく作業はとても楽しかったよ。ビリーの世界では、バットマンやスーパーマンが存在して活躍しているという設定だから、当然おもちゃ屋に行けば彼らのフィギュアなんかが売られていたりするし、ビリーはヒーローになるけど、最初は普通の少年で、そういったスーパーヒーローの物語を一般人の視点から描けたのも楽しかったよ。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

音楽記事ピックアップ