『エンドゲーム』のヒントも? 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告編を徹底考察

『スパイダーマン』新作予告編を徹底考察

ベニスの街に散りばめられたヒント

 さて、一行はベニスに到着! 早速ゴンドラに乗って、“椅子の男”ことネッドが陽気に写真を撮ってもらっている。ここは一見平凡なシーンだが、実は重要なヒントが隠されているので注意! ネッドの後ろに写っている船に「Asm 212」と書かれている。これは、ハイドロマンが初登場した『Amazing Spider-Man #212』を指していて、彼が本作に登場することを示している。

アイアン・スパイダーは何処へ、黒いスーツに注目

 予告編では『ホームカミング』のスーツと、新しい黒い「ステルススーツ」、そしてこれまた新しい、腕とパンツ部分が黒いスーツを身にまとっているのが確認できる。この黒いスーツは、恐らくゴーグルの感じから『Spider-Man:Into the Spider-Verse』に登場するスパイダーマン・ノワールにインスパイアされたものかもしれない。

 もしくは、2004年のコミック『Secret War』によるものとも考えられる。『Secret War』では、ニック・フューリーがスパイダーマンを含む様々なヒーローとタッグを組んでヴィランに挑む。その際全員、予告編のそれに近い、黒いステルススーツを着用しており、スパイダーマンが過去にも(?)フューリーから、黒いスーツを受け取っていたことがわかる。この二人が協力するというストーリーも、共通点のように考えられる。

 さらに、今まで見たことのない新スーツも登場するのだが……。アイアン・スパイダーのスーツは何処に行ってしまったのだろう。塵になったとき、肉体だけが蘇生されてスーツは失ったままなのか。そしたら、みんな裸で生き返ったわけ? それに、仮にスーツがなくなったとしてもトニーがいれば、また簡単に作ってくれるはず。そう、トニーが……いれば……。

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