『リーガルV』速水もこみちが“悪役”を演じきる 米倉涼子VS小日向文世の最終決戦の行方は?

『リーガルV』速水もこみちが見せた“悪”

 小鳥遊が弁護士資格を失ったのは、貧困を救う会を調査するため暴力団に賄賂を渡しているところを週刊誌に撮られたためだった。その結果、小鳥遊はFelix & Temmaを抜け、現在の事務所を設立することになる。しかし、どうやら天馬もまた貧困を救う会と関係があるようだ。天馬は会の集まりに足繁く出席し、亡くなった大峰の母親は同じゼミの後輩。白鳥美奈子(菜々緒)が調査し、海崎勇人(向井理)に差し出す毛髪鑑定からは、自ずと天馬と大峰がどのような間柄なのかが見えてくる。すでに殺人罪で9年の実刑判決を受けている守屋だが、貧困を救う会とズブズブの関係性である天馬を訴え、事件の真実を明るみにすることはできる。

 愛してやまないドラマ『現場百景』の刑事・鎧塚平八(勝野洋)と小鳥遊が対面しているシーンなど、予告映像においても注目すべきポイントが多くある最終回。天馬と小鳥遊の因縁はもちろんのこと、被告代理人として法廷に立つ海崎と元カノである小鳥遊がどのような決着を着けるのか。その間で“ポチ”こと青島圭太(林遣都)が“恋のライバル”としてどれだけ遠吠えをあげられるかも見どころだ。ほかにも、海崎が企む野望と彼が信じる正義の形も伏線として存在している。果たして、正義を賭けた最後の裁判はどちらが勝訴を掴み取るのか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
木曜ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:米倉涼子、向井理、林遣都、荒川良々、内藤理沙、安達祐実、三浦翔平、勝村政信、小日向文世、高橋秀樹、菜々緒
脚本:橋本裕志
音楽:菅野祐悟
企画協力:古賀誠一(オスカープロモーション)
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、霜田一寿(ザ・ワークス)、池田禎子(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)
演出:田村直己(テレビ朝日)、松田秀知
制作協力:ザ・ワークス
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/legal-v/

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