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高橋一生、戸田恵子と涙の対峙 『僕らは奇跡でできている』2人を繋いだ田中泯の包容力

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 山田(戸田恵子)に向けられた、「僕は山田さんから生まれたんですよね?」という一輝(高橋一生)の衝撃的な一言。二人の間には気まずい空気が流れ、これまでの愉快な関係は大きく様変わりしてしまう。

 11月27日に放送された火曜ドラマ『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系)第8話では、一輝と山田それぞれが、以前の二人の関係を取り戻そうと奔走する。

 本作の見どころの一つに、山田と一輝の、ユーモア溢れるすれ違い劇の妙があるが、それが今回は“心のすれ違い”に。一輝は育実(榮倉奈々)に家族との仲直りの方法を尋ね、山田は、一輝の祖父である義高(田中泯)や、一輝の恩師であり上司の鮫島(小林薫)に助言を求める。

 ところで、なぜ一輝が山田のことを母親だと気づいたのかというと、学生時代に初めてパスポートを取得したときに発覚したのだという。しかし、それから長いこと、その件には触れず、互いに“主人と家政婦”の関係を演じてきたというわけだ。一輝の将来についての軽い話から、二人して、蓋をしていた記憶の箱を、思いがけず開けてしまったのだ。

 やがて山田は、一輝に事の真相を涙ながらに語り、一輝もまた、目にいっぱいの涙をためて、真実を受け止める。山田は、幼い頃の一輝の個性を欠点だと捉え、受け入れることができなかったのだという。そしてある日、一輝の「丸ごとのタコが見たい」との言葉を受け、山田は義高から2万円をもらい、そのまま帰ってこなかったらしい。タコ代に2万円というのは、「温泉でも行って、少しゆっくりしてきたらいい」という、義高の気遣いでもあった。一輝のタコ嫌いの理由は、ここに隠れていたのだ。

 さて、そんな気遣いから、母である山田が出ていくきっかけを作り、また、山田が家政婦として戻ってくることを快く受け入れた義高。一輝にとって、そして本作において、彼は重要な人物だ。一輝の世界の見方を肯定し、その一輝に世界の見方や付き合い方を優しく諭す存在なのである。

      

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