白石聖、小川紗良、小野莉奈……秋ドラマ、注目の若手女優を厳選ピックアップ!
今年の7月期に放送された民放の連続ドラマは、話題性においても視聴率においてもリードした『義母と娘のブルース』(TBS系)の綾瀬はるかをはじめ、石原さとみ、土屋太鳳、波瑠、吉岡里帆、松本穂香ら、人気と実力を兼ね備えた女優の主演作が目立った印象を受けた。そしていよいよ始まる10月クールの連ドラは、毎年このシーズンを席巻してきた『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の大門未知子に変わる新たなキャラクター・小鳥遊翔子を米倉涼子が演じる『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)のほか、新垣結衣と野木亜紀子の“逃げ恥”コンビの『獣になれない私たち』(日本テレビ系)や、戸田恵梨香や有村架純、高畑充希など、前期以上に層の厚い女優たちが顔を揃えている。
そんな今期の連ドラで、注目の若手女優をピックアップしたい。本来であれば、その筆頭として挙げるのはプライムタイムの注目作からというのが常ではあるが、すでに放送開始されている深夜帯のドラマで早くも驚異的なオーラを発している女優を見つけてしまっただけに、紹介せずにはいられない。それは、3日深夜に日本テレビ系列でスタートしたLDHの新プロジェクト『PRINCE OF LEGEND』で成瀬果音役を演じる白石聖だ。
14人の王子が“伝説の王子”を目指すという恋愛シミュレーションゲーム的な要素と、総資産数兆円の財閥の御曹司が父親の初恋相手の娘で日夜バイトに追われるヒロインに心を奪われるという古典的な筋書き。それを片寄涼太を中心にしたLDH所属のスターや、若手イケメン俳優たちの大挙出演で描き出した同作。いわば恋愛版『HiGH&LOW』といったところだろうか。
その中で白石が演じるのは、片寄演じる奏が一目で恋に落ちるヒロインであり、物語の大筋を司る“伝説の王子”を目指すきっかけとなる存在。イケメン俳優の“大渋滞”の中で、紅一点のプリンセスとして君臨する白石は、初登場シーンからただならぬ空気を醸し出し、第1話のクライマックスではやくも覚醒。儚げなヒロイン像を不敵な笑みと罵倒のセリフで一瞬にして覆しにかかったのだ。