マイケル・ムーア「この映画が公開されれば、トランプ王国は必ず崩壊する」 『華氏119』予告編

 11月2日公開の映画『華氏119』より、予告編とティザーポスターが公開された。

 本作は、ブッシュ政権を猛烈に批判し、全世界2億ドル、日本でも興行収入17億円を叩き出した『華氏911』を筆頭に、アメリカの銃社会を題材にした『ボウリング・フォー・コロンバイン』、医療問題にメスを入れた『シッコ』と、アメリカ社会に一石を投じ続けるドキュメンタリー作家マイケル・ムーアの最新作 。今回ムーアが挑む相手は、アメリカ合衆国第45代大統領 ドナルド・トランプ。タイトルの “119“とは、トランプの大統領当選が確定し勝利宣言をした“2016年11月9日”を意味する。

 第43回トロント国際映画祭ドキュメンタリー部門オープニング作品でプレミア上映された本作は大喝采を浴び、早速Rotten Tomatoesでは100%フレッシュを獲得している。

 公開されたポスターは、昨年ワシントンで行われたウィメンズ・マーチで熱烈にトランプ大統領を批判した際のムーア監督の写真と、星条旗の上に「マイケル・ムーア砲、トランプ直撃。」と添えられている。

『華氏119』予告編

 予告編は、「あのアポなし突撃男が帰ってきた!!」と自身の故郷であるミシガン州の州会議堂に乗り込むムーア監督の姿からスタート。“今度の標的”であるトランプ大統領や、トランプの朋友で参謀のロジャー・ストーン、銃規制の訴えの新たなシンボルとなった短く剃り上げた髪が印象的な女子高生エマ・ゴンザレス、民主党予備選にて大番狂わせで当選した28歳のヒスパニック系アレクサンドリア・オカシオ・コルテスなどが登場し、最後は「この映画が公開されれば、トランプ王国は必ず崩壊する」というムーア監督の自信たっぷりの言葉で締めくくられる。

■公開情報
『華氏119』
監督:マイケル・ムーア
出演: アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ
配給:ギャガ
2018/アメリカ/カラー/5.1chデジタル/原題:Fahrenheit11/9
(c)2018 Midwestern Films LLC 2018 (c)Paul Morigi / gettyimages

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