北村有起哉は“ただの悪役”に収まらない 一癖ある演技で『アンナチュラル』をどうかき乱す?

北村有起哉は“ただの悪役”に収まらない 一癖ある演技で『アンナチュラル』をどうかき乱す?

 北村の今後の役者としての可能性について、麦倉氏はコンビニ袋から発泡酒を取り出し、一口含んでから次のように考えを吐き出した。 

「ドラマ、映画での主演はまだ少ないですが、もともとのスタートだった舞台では主演を張れる、演技力には定評がある役者さんです。2016年には、佐々木蔵之介さんが主演を務めた『BENT』でほとんど2人芝居で展開していく舞台を成功させました。北村さんは、ドラマや映画ではこれまで主役キャストを立てるような役が多い印象でしたが、最近は奥行きなどの表情が豊かで人間味を感じさせる役を演じることも多く、『西郷どん』ではコミカルな演技も見せています。月の井団真役として一時出演していた『わろてんか』でも、苦渋や葛藤、笑いに対する考えや、本作のテーマの中で最も重要になったパートが、彼を中心に描かれていた印象です。先日急逝された大杉漣さんのような名バイプレイヤーコースにいくのか、もしくこれから主演作を重ねていく佐々木さんのような方向性にいくのか、これからが分かれ目になるような気がしています」

 残すところあと2話となった『アンナチュラル』をかき乱していく要役として、いま視聴者が目を離さずにはいられない北村。今後、北村の演技がどのように作品を面白く動かしてくれるのか。映画やドラマ、舞台など、幅広いフィールドでの彼の活躍には目が離せなくなりそうだ。

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(文=大和田茉椰)

■放送情報
金曜ドラマ『アンナチュラル』
TBS系にて、毎週金曜22:00~放送
出演:石原さとみ、井浦新、窪田正孝、市川実日子、池田鉄洋、竜星涼、小笠原海(超特急)、飯尾和樹(ずん)、北村有起哉、大倉孝二、薬師丸ひろ子(特別出演)、松重豊ほか
脚本:野木亜紀子
プロデューサー:新井順子(ドリマックス・テレビジョン)、植田博樹
演出:塚原あゆ子(ドリマックス・テレビジョン)
製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/

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