今年は映画の当たり年! リアルサウンド映画部「2017年 年間ベスト」総まとめ

年間ベスト、総まとめ

 リアルサウンド映画部のレギュラーライター陣が、映画、国内ドラマ、海外ドラマ、アニメ、今年輝いた俳優たちの5つのカテゴリーに分けて、本年のベスト作品&人物をランキングする年間ベスト企画。これまで掲載した全18回を総まとめ。

 映画

 映画部門TOP10入りを果たした回数が最も多かった作品は、第89回アカデミー賞で作品賞にも選ばれた『ムーンライト』。そのほか『ラ・ラ・ランド』をはじめ『メッセージ』『ノクターナル・アニマルズ』『哭声/コクソン』などがランクインしているが、今年は洋画が豊作だったためか、各ライターの作品かぶりが少ない年となった。また、12月17日公開の邦画『花筐/HANAGATAMI』も滑り込みで選出されているほか、Netflixオリジナルの『オクジャ/okja』も頭角を現している。

年末企画:宇野維正の「2017年 年間ベスト映画TOP10」

年末企画:小野寺系の「2017年 年間ベスト映画TOP10」

年末企画:児玉美月の「2017年 年間ベスト映画TOP10」

年末企画:加藤よしきの「2017年 年間ベスト映画TOP10」

年末企画:荻野洋一の「2017年 年間ベスト映画TOP10」

 

 国内ドラマ

 国内ドラマ部門では『カルテット』と『ひよっこ』が5人全員から選出されており、『カルテット』に関しては3人の1位に輝いている。次点で高評価だったのが『やすらぎの郷』。そのほかには、『監獄のお姫様』『刑事ゆがみ』『架空OL日記』が多く選ばれており、視聴率とドラマの質は必ずしも比例するとは限らないといえる結果となった。

年末企画:成馬零一の「2017年 年間ベストドラマTOP10」

年末企画:田幸和歌子の「2017年 年間ベストドラマTOP10」

年末企画:小田慶子の「2017年 年間ベストドラマTOP10」

年末企画:藤原奈緒の「2017年 年間ベストドラマTOP10」

年末企画:麦倉正樹の「2017年 年間ベストドラマTOP10」

 

 海外ドラマ

 米ケーブルテレビ局HBOと動画配信サービスNetflix製作の作品が高評価される傾向にある海外ドラマ界。海外ドラマ部門で、3人全員から選ばれた『13の理由』もNetflix製作のドラマだ。さらに、次いで選出されたものも、Netflixの『マスター・オブ・ゼロ』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』3作と、HBOの『ビッグ・リトル・ライズ』『LEFTOVERS/ファイナル』の2作だった。ほかには、高橋一生が吹き替え声優を務め、NHK総合で放送された『THIS IS US 36歳、これから』も高評価を受けている。

年末企画:小杉俊介の「2017年 年間ベスト海外ドラマ TOP10」

年末企画:田近昌也の「2017年 年間ベスト海外ドラマ TOP10」

年末企画:今祥枝の「2017年 年間ベスト海外ドラマTOP10」

 

 アニメ

 アニメ部門では、2017年のアニメ界を代表する『けものフレンズ』と、町おこしをテーマにした『サクラクエスト』が満場一致でセレクト。また、昨年の『君の名は。』から続く劇場アニメブームは今年も衰えず、様々なアニメ映画が公開された中で『夜明け告げるルーのうた』が高評価を受けている。さらに、日本のものだけでなく、アメリカのストップモーション映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』も見事ランクインを果たした。

年末企画:まにょの「2017年 年間ベストアニメTOP10」

年末企画:杉本穂高の「2017年 年間ベストアニメTOP10」

年末企画:藤津亮太の「2017年ベストアニメTOP10」

 

 今年輝いた俳優

 俳優部門では、男女どちらとも若手が輝いていた印象。女優では平祐奈や永野芽郁、俳優では健太郎や北村匠海らが選出されている。2018年は、新たな世代交代が期待できるかもしれない。

年末企画:久保田和馬の「2017年 年間ベスト女優TOP10」

年末企画:望月ふみの「2017年 年間ベスト俳優TOP10」

(まとめ=編集部)

■リリース情報
『ムーンライト』
Blu-ray&DVD発売中
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ
販売元:TC エンタテインメント
提供:ファントム・フィルム、カルチュア・パブリッシャーズ、朝日新聞社
(c)2016 A24 Distribution, LLC

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