水野美紀と中川大志、初恋の結末に「切なすぎる」の声 『刑事ゆがみ』第2話の“悲しい嘘”

『刑事ゆがみ』第2話レビュー

 彼の将来を潰させないため、関係を隠し通した早杉は結局、最後まで打越の顔を見ることなく病院を後にした。その後、目を覚ました打越は「千里は…?」とすぐに早杉のことを心配していた。彼もまた「俺の将来は俺が決める」と親に反対されながらも決意を持って早杉と交際していた。しかし、早杉は辞表を書き、どこかへと去ろうとする。結局、2人のその後は描かれないまま終わってしまった。

 第1話、第2話と続けて描かれた切ない恋模様に加えて、弓神の羽生いじりもエスカレート。下着コレクター・郷亀哲史として登場した斎藤工が、取調べ相手の羽生にひたすら「バーカ!」と浴びせる場面など、「面白さ」と「切なさ」を織り交ぜて展開される『刑事ゆがみ』には、“刑事ドラマ”としての新しさを感じる。






(文=馬場翔太) 

■放送情報
『刑事ゆがみ』
フジテレビ系にて10月12日(木)夜10時~
出演:浅野忠信、神木隆之介、稲森いずみ、仁科貴、橋本淳、山本美月
原作:井浦秀夫『刑事ゆがみ』(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)
脚本:倉光泰子、大北はるか、藤井清美
主題歌:WANIMA「ヒューマン」
プロデュース:藤野良太、高田雄貴
演出:西谷弘、加藤裕将、宮木正悟
制作:フジテレビ
(C)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/yugami/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる