『山河ノスタルジア』過去編が1999年を舞台にした理由は? DVD特典映像の一部公開
1月6日にDVDがリリースされた『山河ノスタルジア』より、特典映像の一部が公開された。
本作は、『四川のうた』『罪の手ざわり』のジャ・ジャンクー監督が手がけた人間ドラマ。急速に発展する中国を舞台に、主人公のタオとその息子ダオラーとの関係を、1999年、2014年、2025年の3つの時代とともに描き出す。
ジャ・ジャンクー監督作品の常連女優チャオ・タオが主人公タオを演じているほか、『最愛の子』のチャン・イー、『プラットホーム』のリャン・ジンドン、『少年バビロン』のドン・ズージェン、『恋人たちの食卓』のシルヴィア・チャンが共演に名を連ねる。
このたび公開された映像は、DVDの特典映像として収録されているジャ・ジャンクー監督インタビューの一部。映像では、26年にわたる長いストーリーにした理由について、ジャ・ジャンクー監督は「表現に長い時間の幅が必要だと感じていました」と振り返りながら、過去編を1999年に設定した理由について、「中国に住む人たちにとって非常に大事なポイントになる年だったからです。世紀の変わり目だからでなく、人と人の関わりの変化を告げる過度期だったからです」とその理由を明かしている。
■リリース情報
『山河ノスタルジア』
発売中
価格:5,000円(税抜)/BCBF-4807
収録分数:141分予定(本編127分+映像特典約14分)
映像特典:ジャ・ジャンク―監督インタビュー、劇場予告編
ドルビーデジタル(5.1ch/ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/スタンダード・ビスタ・スコープサイズ/日本語字幕付(ON・OFF可能) ※中国語音声 ※2016年4月公開作品 ※PG12
<スタッフ>
監督・脚本:ジャ・ジャンクー
撮影:ユー・リクウァイ
音楽:半野喜弘
メイク:橋本申二
美術:リュウ・チァン
音響:チャン・ヤン
編集:マチュー・ラクロー
プロデューサー:市山尚三
アソシエート・プロデューサー:川城和実、定井勇二、チェン・ジェンピン、チャン・ドン、ワン・ホン、ジュリエット・シュラメク
製作総指揮:レン・チョンルン、ジャ・ジャンクー、リュウ・シーユー、森昌行、ナタナエル&エリシャ・カルミッツ
製作:上海電影集団、Xstream Pictures、北京潤錦投資公司、MK Productions、ARTE、CNC、バンダイビジュアル、ビターズ・エンド、オフィス北野
<キャスト>
チャオ・タオ、チャン・イー、リャン・ジンドン、ドン・ズージェン、シルヴィア・チャン
(c)Bandai Visual, Bitters End, Office Kitano