【漫画】学校での「トイレ一緒に行こ!」はなぜ起きる? 長年の違和感がスッキリ『学校が息苦しかったあの頃の私へ』

【漫画】「トイレ一緒に行こ!」なぜ起きる

 “理想の学校生活”という空気に息苦しさを感じたことはないだろうか。Xに投稿された漫画『学校が息苦しかったあの頃の私へ』は、そんな学生時代の違和感を丁寧にすくい取った読切漫画だ。作者・ピリきゅうちゃんさん(@kyuuuuuri5)自身の学生時代の体験をもとに描かれた本作の制作秘話など話を聞いた。(望月悠木)

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『学校が息苦しかったあの頃の私へ』(ピリきゅうちゃん)

“理想の学校生活”が充満する息苦しさ

――なぜ『学校が息苦しかったあの頃の私へ』を制作したのですか?

ピリきゅうちゃん:学生時代のことをふと思い出し、「世代を超えて、今まさに悩んでいる子たちもたくさんいるだろう」と思ったので、「その子たちに届くといいな」と考えて描きました。

 ただ、一番最初に描いたのはもっと前なんです。そこから何度もブラッシュアップを重ね、そのたびにネットにアップしていたのですが、その中で少しずつ自分の気持ちを正確に乗せられるようになっていきました。そういう意味では、何年もかけている作品と言えるかもしれません。

――ピリきゅうちゃんさんの体験をベースに制作した作品、ということでよろしいですか?

ピリきゅうちゃん:はい。当時の違和感や、生きづらさをもとにしています。特に高校1~2年生の時がしんどく、みんなの頭の中にある“理想の学校生活”みたいなものがある状態が嫌でした。高校3年生になると、みんな受験モードになって、周りを気にしないようなムードになったので、少し気が楽になりましたが。

――中盤に31歳になったピリきゅうちゃんさんが登場しますが、「学生時代にこういうことを助言してくれる人がいてほしかったな」みたいな願望を感じました。

ピリきゅうちゃん:そうですね。当時はSNSが今ほど盛んではなく、学校が世界のすべてのように感じて、居心地が悪かったです。あの時の自分に話しかけるような気持ちで描きました。

――「勢いがありながらも、メッセージはしっかり聞かせる」という緩急がある作品でしたね。

ピリきゅうちゃん:漫画を描くうえで、緩急や勢いは大事にしています。伝えたいことをユーモアに乗せることで、いろいろな人に見てもらいやすくなるようにしています。

――本作のポストには共感など、いろいろなリアクションが寄せられていました。こうしたリアクションについては、どう感じていますか?

ピリきゅうちゃん:「あの頃の自分に見せたい!」「娘に見せます」といったコメントをいただけて、とても嬉しかったです。当時の自分まで救ってあげられたような気がします。

――最後に、今後の漫画制作における目標などを教えてください。

ピリきゅうちゃん:Instagramのフォローがもう少しで1万人を超えそうなので、今はそれに向けて頑張っています。これからも、誰かに共感してもらえたり、元気づけられたりするようなコンテンツを作っていきたいです。

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