夢野久作の傑作『ドグラ・マグラ』が696頁の特装版に! 彫り師による装画や特別エッセイ冊子付きで予約開始

夢野久作『ドグラ・マグラ』特装版11月発売

 夢野久作『ドグラ・マグラ 特装版』が(KADOKAWA)11月30日に発売決定。現在、KADOKAWA公式オンラインショップ「カドスト」および一般書店にて予約受付を開始している。

 本作は、怪奇・幻想小説の帝王として知られる夢野久作の代表作『ドグラ・マグラ』を、函装・箔押しによる装丁で仕上げた特装版である。本文の内容は、角川文庫版『ドグラ・マグラ』(上・下)と同一となる。判型は四六判、頁数は696頁。定価は6,930円(税込)。

 本書の装丁は芦澤泰偉と明石すみれ、装画は彫り師のSAKURAが手がける。芦澤は工作舎で松岡正剛や戸田ツトムから装幀やエディトリアルデザインを学び、1989年に芦澤泰偉事務所を設立。「現代詩手帖」「美術手帖」「ヘルメス」などのアートディレクションを担当し、これまでに装幀した本は文庫・新書を含めて約10,000冊に及ぶ。明石は同志社女子大学で映像を専攻後、バンタンデザイン研究所を経て芦澤泰偉事務所に入社した。SAKURAは2000年生まれ、東京都出身。美大在学中に彫り師を志し、下北沢のスタジオで表現としてのタトゥーに取り組んでいる。

 特典として、佐藤究・澤村伊智・朝宮運河による特別エッセイと、国文学者・鈴木優作による解説を掲載した小冊子が付属する。さらに初版限定で、角川文庫版『ドグラ・マグラ』(上・下)の書影をかたどったミニステッカーも付属する。

 著者の夢野久作は1889年、福岡県に日本右翼の大物・杉山茂丸の長男として生まれた。慶應義塾大学文学部を中退し、禅僧、農園主、能の教授、新聞記者など多様な経歴を持つ。1926年に「あやかしの鼓」を雑誌発表して作家生活に入り、「いなか、の、じけん」など因縁と心理遺伝を題材とした作品を発表。構想10年を経て完成した代表作『ドグラ・マグラ』は、国内外の日本文学者から高い評価を受けている。1936年、47歳で生涯を終えた。

■書誌情報
『ドグラ・マグラ 特装版』
著者:夢野久作
装丁:芦澤泰偉・明石すみれ
装画:SAKURA
価格:6,930円(税込)
発売日:11月30日
出版社:KADOKAWA
※本文の内容は、角川文庫版『ドグラ・マグラ』(上・下)と同一
※予定数に達した時点で受付を終了する場合あり

写真/joji Shimamoto

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