「三菱系を接待する際はキリンビールを出さなければならない」話題の財閥知識本が即重版

三菱・三井・住友のビジネス解説書

 『教養としての三菱・三井・住友』(飛鳥新社)の発売即重版が決定した。

 経済誌の記者歴30年超の著者が、これまでの知見を活かしながら総力調査で三菱・三井・住友の知っておきたい知識を網羅した書籍『教養としての三菱・三井・住友』。「三菱系を接待する際はキリンビールを出さなければならない」実はキリンビールは三菱グループの一角。「グループ」を意識するのであれば、キリンビールを扱うお店を探すのはビジネスパーソンとして重要な能力。逆に、三井系であるサッポロビールを取り扱うお店を接待の席に選んでしまったら……それだけですべてが決まるわけではないでしょうが、「わかってない人」というイメージがついてしまうかもしれない。このように三菱、三井、住友の3大グループには、「社会人ならば知っておきたい成り立ちや関係性」が数多くある。

 本書では、3大グループの歴史はもちろん、主要各社の詳細は成り立ちや関係性、現状の株価や従業員数など「数字」を見るランキング、さらには大学別就職者数ランキングまで掲載し、まさに「教養書」と呼ぶにふさわしいボリュームで各グループの解説が行われている。

 『令和元年の人生ゲーム』の著者、麻布競馬場も「就活中に読みたかった!歴史学にして地政学……日本経済の「空気」を言語化してみせた驚異の一冊。」と推薦コメントを発表した。

目次
はじめに――教養としての三菱・三井・住友はなぜ必要なのか

第一章 歴史からわかる3グループのキャラクター
国家とともに成長したからこその「組織の三菱」
番頭中心の体制がもたらした「人の三井」
合理的な経営と「家訓」を共存させる「結束の住友」
歴史からわかる三菱・三井・住友の独自カラーを徹底比較

第二章 三菱グループ主要各社の立ち位置
鉄の結束を誇る「組織の三菱」、その最強の布陣を解剖する
三菱グループ① 三菱重工業 日本を代表する重工業メーカー
三菱グループ② 三菱商事 カップラーメンから宇宙まで手がける世界の「商事」
三菱グループ③ 三菱UFJ銀行 赤い銀行、伝統と変革の交差点
三菱グループ④ 三菱地所 丸の内のオーナーが日本一のビルに挑戦
三菱グループ⑤ 三菱電機 殿様商売からの脱却で得たものと失ったもの
三菱グループ⑥ 三菱UFJ信託銀行 丸の内の「縁の下の力持ち」
三菱グループ⑦ 三菱マテリアル 硬貨とロケットを支える「素材商社」
三菱グループ⑧ 三菱ケミカルグループ 「社名を変え続ける巨人」の複雑すぎる歴史
三菱グループ⑨ 東京海上ホールディングス 「三菱」を冠さない損保業界トップの実力
三菱グループ⑩ 明治安田生命保険 旧2大財閥から統合された異色の保険会社
三菱グループ⑪ 日本郵船 グループ発祥ながら「三菱」を冠さない「船の郵船」の航跡
三菱グループ⑫ AGC 「旭硝子」時代から貫く一匹狼
三菱グループ⑬ キリンホールディングス グループきっての食品企業が「ヘルスサイエンス」へ賭け

第三章 三井グループ主要各社の立ち位置
個性がぶつかり合う「人の三井」、自由闊達な連合体の実力
三井グループ① 三井物産 「人の三井」を体現する、グループの代表格
三井グループ② 三井不動産 「超高層ビル」の先駆者と日本橋の立役者
三井グループ③ 三井住友銀行 2大財閥の禁断の合併劇
三井グループ④ 三井住友信託銀行 国内唯一の専業プロ集団
三井グループ⑤ 三井化学 三菱を追い、住友と一線を画すリーダー的存在
三井グループ⑥ 三井E&S 「造船」という原点を捨て、世界トップシェアを誇るエンジンメーカーへ
三井グループ⑦ 三井金属 工業病への直面と、スマホを支える「極薄銅箔」の逆襲
三井グループ⑧ 東レ 斜陽産業から一転、「ヒートテック」の開発へ
三井グループ⑨ 日本製鋼所 「大砲」から「EV電池」まで支える老舗の技術
三井グループ⑩ 商船三井 「三井+住友」の先駆け、「海の三井」としての顔
三井グループ⑪ 三井住友海上火災保険 合併先を探す苦労から、業界1位へ
三井グループ⑫ 三井海洋開発 海上のエネルギー工場を支える少数精鋭部隊
三井グループ⑬ 三越伊勢丹ホールディングス 日本の百貨店を創った「越後屋」の栄光は取り戻せるか
三井グループ⑭ サッポロホールディングス 「恵比寿」に賭けた土地回帰戦略

第四章 住友グループ主要各社の立ち位置
信用と実利の「結束の住友」。世界を支える技術と精神
住友グループ① 住友商事 「浮利に走らず」から「投資上手」へ変革を急ぐ
住友グループ② 住友不動産 「借金王」から東京の「大家」へ、独自の成長哲学
住友グループ③ 住友生命保険 「暴れん坊」の営業力と「Vitality」で挑む健康増進ビジネス
住友グループ④ 住友金属鉱山 「源流」である別子銅山からEV電池へ
住友グループ⑤ 住友化学 「公害対策」が原点。石油化学業界での苦境
住友グループ⑥ 住友林業 住宅だけでなく、世界の林業を守るサステナ企業
住友グループ⑦ 住友重機械工業 「別子」をルーツに持つ産業機器界の重鎮
住友グループ⑧ NEC PC・半導体の敗北を経て、AI・コンサル部門での生き残りを賭ける
住友グループ⑨ 住友電気工業 「電線メーカー」から「世界をつなぐ」技術企業へ
住友グループ⑩ 住友ゴム工業 英国ブランド「ダンロップ」を飲み込んだ実力
住友グループ⑪ 住友ファーマ 「特許切れ」の製薬名門は、再生の道を切り開けるか

第五章 数字からわかる3グループの現在地
データは正直に語る!3グループの実態
ランキング① 時価総額 株式市場で評価の高い企業は?
ランキング② 従業員数 日本の雇用に貢献している意外な会社は?
ランキング③ 海外売上高比率 系列を超えた「世界進出」力
ランキング④ 大卒初任給 優秀な学生確保のため30万円台が続出!
主要企業2025年大学別 就職者数ランキング
大学① 商社――三菱商事、三井物産、住友商事
大学② 不動産――三菱地所、三井不動産、住友不動産
大学③ 銀行――三菱UFJ銀行、三井住友銀行
大学④ 損保――東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険
大学⑤ 海運――日本郵船、商船三井
大学⑥ 電機――三菱電機、NEC、住友電気工業、東芝
大学⑦ 重工――三菱重工業、住友重機械工業
大学⑧ 化学――三菱ケミカル、三井化学、住友化学

著者プロフィール
山川清弘(やまかわきよひろ)
1967年、東京都生まれ。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など担当。『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て『株式ウイークリー』編集長および「会社四季報オンライン」編集部編集委員。著書に『世界のメディア王 マードックの謎』(今井澂氏との共著、東洋経済新報社)、『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(幻冬舎新書)など。

■書誌情報
『教養としての三菱・三井・住友』
著者:山川清弘
価格:1,900円(税込)
発売日:2026年3月24日
出版社:飛鳥新社

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