【漫画】“変異者”とは友達になれるのか? 子供の純粋さと残酷さを描く『羽を持つ少年たちの話』が深い

【漫画】“変異者”とは友達になれるのか?

 人間の良い側面ばかりではなく、悪い側面も含めた人間の奥行きをいかにきめ細かに描写できるかが作者の腕の見せ所である。Xに2月下旬に投稿された『羽を持つ少年たちの話』は、純粋さはもちろん残酷さまで、いろいろな子供らしさが描かれた作品だ。

 小学校高学年のリクは、腕に羽が生える症状を持つ“変異者”のために周囲から距離を取っている男の子・ハヤトと仲良くなる。普段は周囲から「カッコイイ」と思われたいためにカッコつけているリクではあるが、ハヤトの前では素の自分を出せるため、2人は徐々に絆を深めていく。そんな折、リクの友達はリクがハヤトとばかり遊ぶようになったことに不満を持ちはじめ――。

 現在大学に通いながら漫画雑誌の新人賞に応募するための作品づくりに力を入れているという作者の片山餅さん(@motyai_pp)に、本作をどのように作り上げたのか話を聞いた。(望月悠木)

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『羽を持つ少年たちの話』(片山餅)

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