【漫画】アベンジャーズのハンマーにコスプレしたらハリウッドスターが現れて……SNSのレポ漫画が大反響

【漫画】ハリウッドスターが驚いたコスプレ

――3万以上のいいねが集まっていますが、ご自身としてはいかがですか?

からばく社:この漫画は2、3年前に描いてアップしたものなのですが、毎年「東京コミコン」の時期になると拡散されて色々な方に読んでもらっています。私の勢いで行ったオタ活がこんなに色んな人の目に留まることになるとは当時は想像もしていませんでした。

「本作がタイムラインに流れてきたのがきっかけでイベントの存在を知った」という方もいて、自分の漫画が人の役に立つこともあるんだと驚きました。

――もう5年もハンマー(ムジョルニア)のコスプレをされているそうですが、どこにこだわっておられるのでしょう?

からばく社:ムジョルニアの衣装も実はひとつではなく、日々改良を加えて今はマーク3。最初の年は何も考えずに作ったので、とても重たかったんですよ。半日イベントを歩いただけで首を痛めました。

 次の年は素材を変えて軽量化しましたが、耳が塞がり周りの音が聴こえなくなりました。その欠点も克服したマーク3では人混みが危ないので柄の向きを下向きに変え、今に至っています。

 アイアンマンのスーツが段々洗練されていくようにムジョルニアもどんどんスタイリッシュになったらいいなと思っています。

――本作の制作に当たって苦労したことは?

からばく社:レポ漫画を描いたことがなかったので、ネットに落ちてる色んなイベントのレポ漫画を参考にしながら描きました。

――からばく社さんは「診療放射線技師をやりながら40匹超のペットの食い扶持を稼ぐためにクリエイター活動をしている」そうですが、なぜ漫画を副業に選んだのでしょうか。

からばく社:もともとは副業としてTシャツデザインをやっていて、そのPR目的として漫画を描き始めたのがきっかけです。色々縁があって気付いたら漫画の方がメインコンテンツになっていました。

――ペンネームの由来も気になります。

からばく社:私の本職である診療放射線技師が使う業界用語の「空瀑射」が由来です。少しマニアックな話になってしまうのですが、レントゲンを撮る時は、X線を出す機械とX線の信号を受け取る機械の2つを用いて撮影します。

 そのX線の信号を受け取る機械がない状態でX線を出してしまうことが「空瀑射」。メモリーカードが入ってないカメラでシャッターを切ってしまうのがイメージに近いと思います。

 アカウント開設当時はSNS上の放射線技師同士の内輪的なコミュニティにいたので、同職種の人にだけ通じればいいやと思って名付けました。

――飼っているペットの種類や彼らとの生活についても教えてください。

からばく社:猫、ニワトリ、フェレット 、うさぎ、ハリネズミ、モルモット、イグアナ、カメレオン、オオトカゲ、リクガメ、ヘビなどマニアックな爬虫類と一緒に暮らしています。

 野菜が主食の子が多いので最近の値上げは痛手です。毎朝1時間くらいペットのお世話をしてから仕事に行き、休みの日はニワトリやリクガメを自宅の庭で散歩させながらキャンプ用の椅子に座り、iPadで漫画を描いてます。

――憧れ、影響を受けた作品や作家はいますか?

からばく社:漫画を描き始めたきっかけは、きくちゆうき先生の『100日後に死ぬワニ』です。カウントダウン形式の話のハラハラ感とSNSの特性を上手く利用した漫画ですごく感銘を受けました。

――2025年の展望を教えてください。

からばく社:今年は色んな題材の漫画を描いて自分の可能性の幅を広げてみようと思っています。コミコン関連の新しいレポ漫画のネタもあるので近々公開する予定です。

 興味がある方はX(旧Twitter)のアカウントをフォローしてお待ちいただけると嬉しいです。

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