【漫画】住宅街の片隅で“セーブポイント”を発見した少年、その後の人生は……SNSで公開された短編漫画が深い

 もしゲームのように人生を「セーブ」することができたら……というのは、多くの少年少女が一度は考えたことがある妄想だろう。特定の地点から“やり直し”ができれば、人生はより輝かしいものになるかもしれない。けれど、「ゲームオーバー」が極めて重たい意味を持つ現実の世界で気まぐれに「セーブ」してしまったとしたら、本当に幸福な未来が待っていると言えるだろうか。

 9月3日にX(旧Twitter)上で公開された創作漫画『セーブポイントに出会うということ』は、住宅街の片隅に不自然に設置されたタイプライターを見つけた小学5年生の男子が、「セーブポイントだ」と思い、気まぐれにタイプしてしまうところから始まる物語だ。ユーモラスな筆致で綴られていくストーリーはしかし、不思議な憂鬱さを感じさせるものになっていくーー。

 本作を手掛けたのは、これまで『命運探偵 神田川』『私のかわいいレジ袋ねこ』(ともに「ガンガンONLINE」)の連載を経て、今現在は次回作を考え中と話す泉すずしろさん(@izumisuzushiro)。さまざまな感情を引き出す短編を仕上げた泉さんに、制作秘話などじっくり聞いた。(望月悠木)

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