故・坂本龍一のラストロングインタビュー掲載『ONBEAT vol.18』アート好きには気になる記事多数

坂本龍一特集・ONBEAT

 今年3月末に逝去した音楽家・坂本龍一が、同月中旬、生前最期に語ったロングインタビューを収録した、完全和英併記の美術情報誌『ONBEAT vol.18』が発売する。坂本がその半世紀近くにわたるキャリアを振り返っている。またその坂本もプロジェクトメンバーとして参加したダムタイプの創作の歴史を、結成以来の中心メンバーである高谷史郎が、長谷川祐子を聞き手に語る。

 そのほか大巻伸嗣や、KYOTOGRAPHIEなどを独占インタビューで紹介。連載は落合陽一や現代アートコレクター高橋龍太郎など。保存版と呼べる充実の内容で5月5日(金)発売。
https://onbeat.co.jp/backnumber/onbeat-vol-18/

 【インタビュー】DUMB TYPE
 日本のアートコレクティブの先駆け的存在である「ダムタイプ」。その結成から、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展としてアーティゾン美術館で現在開催中の個展までのダムタイプの創作の歴史を、結成以来の中心メンバーである高谷史郎が、キュレーターの長谷川祐子を聞き手に語る。

 【インタビュー】坂本龍一 
 数々の名曲を残して、今年3月末に逝去した音楽家・坂本龍一。亡くなる直前の同月中旬に、デビュー作『千のナイフ』から最新オリジナルアルバム『12』まで、各アルバムの創作秘話を語り尽くしたロングインタビューを、22ページにわたり掲載。

 【インタビュー】大巻伸嗣
 「存在」とは何かをテーマに制作するアーティスト・大巻伸嗣。現在、弘前れんが倉庫美術館で大規模個展「大巻伸嗣ー地平線のゆくえ」を開催中で、今秋、国立新美術館でも個展を開催予定の大巻が、「空間」「時間」「重力」「記憶」をキーワードに、創作の歴史と自身の思いを語る。

 【インタビュー】「跳躍するつくり手たち」展
 京都市京セラ美術館で開催中の「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」。本展の企画・監修者である川上典李子が、自然と人工、情報環境と実社会といったさまざまな関係性を軽やかにつないで再解釈する日本のアート、デザイン分野の気鋭の作家20名を語る。

 【インタビュー】KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
 京都ならではの歴史的な建造物を舞台に開催され、今年11年目を迎える同展。その質の高い展示と多彩なプログラムによって、アートファンのみならず京都の街や人々を巻き込むイベントへと成長した同フェスティバルの歩みについて、共同創設者/共同ディレクターであるルシール・レイボーズと仲西祐介が語る。

 【対談】二次元派(沓名美和×中山淳雄)、Tokyo Gendai(高根枝里×大林剛郎)
 日本のゲームやアニメ、オタク文化など広義の日本らしさをさす「二次元」。その文化が醸成したアートシーンを「二次元派」と名付け、展覧会を開催するキュレーターの沓名美和と、『エンタの巨匠』の著者でエンタメ社会学者の中山淳雄が「二次元派」をテーマに、アートとエンタメの観点から歴史を振り返り、未来を語る。

 また、世界有数のアートフェア・オーガナイザーであるジ・アート・アセンブリーが新たな国際アートフェアとして今年7月に開催する「Tokyo Gendai」について、フェアディレクターの高根枝里と、アドバイザリーボードを務める現代アートコレクター大林剛郎が語る。

 【連載】落合陽一の視線
 メディアアーティスト・落合陽一の世界を、本人の言葉と写真で紐解く連載の第八回は、2022年後半以降の活動を独占インタビューで振り返るとともに、AIの画像生成による「IBMブッダ」「デジタルネイチャー・ブッダ」にまつわるエピソードなどを紹介する。

 【連載】鈴木芳雄の知新温故
 “新しき知遇を得て、古きを温ねる”。美術ジャーナリストの鈴木芳雄が、現代の美術作品をもとに、その作品に直接・間接的に影響を与えたであろう、あるいは見る側の連想をかき立てる過去の美術作品を辿り比較検証する連載第三回は、歌川国芳らの浮世絵と、奈良美智や藤田嗣治の絵画などを題材に「芸術家と猫」の関係性をひもとく。

 【連載】高橋龍太郎のニッポン現代アートの価値
 草間彌生、村上隆、奈良美智らの、後に代表作となる貴重な初期作品などをコレクションする国内屈指の現代アートコレクターで精神科医の高橋龍太郎。そんな高橋が自身のコレクションの逸品について語る連載第八回は、書家・華雪をテーマに「書と現代アート」を語る。

 【連載】林信行の22世紀に残すべき価値
 良い未来を生むデザイン、テクノロジー、教育、そして残すべき伝統を取材し発信するジャーナリスト林信行による連載第二回は「AIを使ったアートの制作」をテーマに、アート業界の潮流を一変させうるAI時代の到来について考察する。

 【連載】赤塚佳仁
 映画美術監督・赤塚佳仁が、日本映画界注目の美術監督たちの仕事に迫る連載第四回は、2014年に『許されざる者』で日本アカデミー賞優秀美術賞を受賞した杉本亮と対談。『キャラクター』(永井聡監督)、『花束みたいな恋をした』(土井裕泰監督、坂元裕二脚本)、『影裏』(大友啓史監督)などの制作秘話を語る。

 【連載】武邑光裕のすばらしい新世界へようこそ
 「武邑塾」を主宰し、これまで多くのイノベーターたちを輩出してきたメディア美学者・武邑光裕による連載第三回は、「世界情勢を反映する超富裕層の動向」を通じて、ハイパー中世へと向かう現代社会を、武邑ならではの視点で読み解く。

 また、好評のONBEAT限定・作品販売企画「ONBEATが推薦する注目若手作家たち」では、新進気鋭の若手作家たちの才能溢れる作品の数々が誌面を彩る。

掲載作家:藤原宇希子・原田とおる・堀川由梨佳・いしばしめぐみ・MARINO.・松岡象一郎・松山賢・宮岡貴泉・水元かよこ・森田悠揮・neuronoa・大石早矢香・髙橋宣光・高屋永遠・德田竜司・辻本健輝・上田真央香・植田爽介・岩佐慎一・シシヤマザキ

 オンライン作品販売:https://studio.onbeat.co.jp/

 その他盛りだくさんのアート&カルチャー情報を、スタイリッシュなデザインと和英併記の文章で紹介する『ONBEAT vol.18』は、5月5日(金)発売!

 ■『ONBEAT vol.18』
 特設サイト:https://onbeat.co.jp/backnumber/onbeat-vol-18/
 発売日:2023年5月5日(金)
 定価:2,500円+税
 発行元:株式会社音美衣杜
 なお、電子版もAmazonおよびKindleストアにてご購入できます。
 https://onbeat.co.jp/

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