「クィア」ってなに? 新たな美術の世界に迫った『クィア・アートの世界 自由な性で描く美術史』に注目

新しく〈クィア〉な美術の世界を解説

「多様性」という言葉が繰り返し使われる中、Netflixの人気リアリティショーで話題になるなど、〈クィア〉という言葉の認知が広がっている。 もともとは英語で「ちょっと変わった、不思議な」という意味。 アートの世界では、変わったもの、不思議なもの、他にないものこそが魅力的ではないだろうか。

 これまで語られてこなかった、新しく〈クィア〉な美術史を読み解いた 『クィア・アートの世界 自由な性で描く美術史』(パイ インターナショナル)が、9月14日(水)に刊行される。

 LGBTQ+、フェミニズム・アート。 カウンターカルチャーやポップ・カルチャーにおける多彩な表現のアート。 アングラ、ポルノグラフィティのアート……。 あらゆる〈クィア〉なアートの系譜を、古代エジプトから現代までーー美術(絵画、挿絵、彫刻)を中心に、写真、映画、ファッションなど多岐にわたるジャンルの作品とともに紹介している。

著者プロフィール

海野 弘(うんの・ひろし)
1939年東京生まれ。 評論家、作家。 早稲田大学ロシア文学科卒業。 平凡社に勤務。 『太陽』編集長を経て、独立。 美術、映画、音楽、文学、都市論、ファッションなど幅広い分野で執筆を行う。 著書多数。

書籍概要

『クィア・アートの世界 自由な性で描く美術史』
仕様:B5判変型(249×174mm)/ソフトカバー/480ページ(Full Color)
定価:本体4,200円+税
発売日:2022年9月14日
著者:海野 弘(うんの・ひろし)
発行元:パイ インターナショナル

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