ドカベン山田太郎、MAJOR佐藤寿也、ダイヤのA轟雷市……野球漫画の最強打者は誰だ?
日本で国民的人気を誇るスポーツ、野球。野球を題材とした漫画も多く、それぞれの作品に屈強な打者が存在する。
その中で最強な打者は誰なのか、検証してみたい。
『MAJOR』佐藤寿也
満田拓也原作の人気野球漫画『MAJOR』に登場する最強打者が、佐藤寿也だ。主人公の茂野吾郎とは切磋琢磨するライバル関係にあり、高校野球で活躍後、日本プロ野球を経てメジャーリーグへと渡り、吾郎と同じインディアナ・ホーネッツに入団。ワールドシリーズで満塁ホームランを2本放つなど、目覚ましい活躍を見せた。
『MAJOR 2nd』ではメジャーリーグでホームラン王を獲得したことがわかっている。現実世界でいうと、今年メジャーリーグでホームラン王闘いを繰り広げた大谷翔平選手に匹敵する打撃力を持っているといえよう。
メジャーリーグでホームラン王を獲得した日本人選手は存在していない。また佐藤は右打者であることもポイント。首位打者を獲得したイチロー選手や松井秀喜選手、青木宣親選手など、メジャーで活躍する選手は左打者が多い。右打者でのホームラン王獲得は驚異的だ。
『ダイヤのA』轟雷市
『ダイヤのA』に登場するスラッガー、轟雷市。フルスイングが持ち味で、驚異的な長打力を持つ。家が貧乏で野球経験が乏しい環境を豪快さで乗り切ったハングリー精神も魅力的だ。福岡ソフトバンクホークスに所属し、打率3割、本塁打30本、盗塁30盗塁のトリプルスリーを達成した柳田悠岐選手は、テレビのインタビューで「轟雷市を見て、こいつになりたいと思ってスイングのマネをした」と語っている。
轟雷市が実在した場合、柳田選手と同等、あるいはそれ以上のバッティングを見せる可能性がある。
『ドカベン』山田太郎
水島新司原作『ドカベン』の主人公、山田太郎。1年生でプロ注目打者だった土井垣将からレギュラーポジションを奪い、チームを優勝に導くと、4番打者として活躍した。山田はチームが追い込まれた場面で力を発揮。秋の関東大会・クリーンハイスクール戦では、記憶喪失になりながら、9回2アウトから同点ホームランを放つなどしており、その勝負強さは屈指のものがある。
プロ野球編では新人王、三冠王など打撃タイトルを総ナメに。鈍足という欠点はあるものの、「良いところで必ず打つ」という無類の勝負強さを持つ山田は、現実世界に存在していれば、どの球団も喉から手が出るほどほしい存在だ。