GENERATIONS 片寄涼太、小説にも意欲? 「書くことが嫌いじゃないんだなと気づかされました」
GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカリスト・片寄涼太の初めての著書『ラウンドトリップ 往復書簡』が10月29日に新潮社から発売された。それを記念して東京・新宿区のあかぎホールで記者会見が行われた。
本書は、片寄が全幅の信頼を寄せる、彼をデビュー前から知る作詞家・小竹正人と交わした合計40篇の「手紙(書簡)」をまとめたものだ。第1部は書簡集、第2部は対談で構成。加えて撮り下ろしグラビア16ページが収録されるなど贅沢な内容となっている。
書簡は、2人の出会い、デビューからこれまでのこと、自身の性格のこと、日常の気づき、読書の大切さ、音楽以外の活動、これからのこと、恋愛観など、さまざまな事柄について「素の片寄涼太」が綴られており、「僕自身も『知らない自分』に出会うことができた」と語っている。
会見で片寄は、「最初は言葉が出てくるのに時間がかかることもありましたが、だんだん慣れてきて、最終的には本の前書きの文章をあっという間に書けるまでになっていました。書くことの難しさも感じましたが、楽しみも感じられて、すごく貴重な経験だったと思います」と振り返り、「いまの時代でしか綴れない言葉や、いまの時代だからこそ感じていることが詰まった作品になりましたので、幅広い世代の方に共感していただけるんじゃないかと思っています。本に馴染みのない方にも、普段から読まれる方にもぜひ目を通していただければ」と読み手にメッセージを送った。
また「書籍が出てすごく嬉しかったですし、書くことが嫌いじゃないんだなと自分自身も気づかされました」と話す片寄に今後の執筆予定ついて質問が飛ぶと、「何かを書くとしたら、フィクションなのかノンフィクションなのか分からないような小説に挑戦できたら楽しそうですね。たとえば小説を書く方と、往復書簡ではなく『往復小説』のようなことができたら面白いだろうなと、妄想しています」と前向きの様子だ。共同執筆者である小竹正人からは、昨日の夜に連絡があったとのこと。「血圧が上がって眠れないと言ってました(笑)。小竹さんとじゃないと出てこなかった言葉や表現がたくさんあったと思うので、すごく感謝しています。今日の夜はぐっすり眠ってほしいと思います(笑)」とリスペクトする「兄貴」への気づかいを見せた。
GENERATIONSのメンバーには、会見前にグループLINEで報告したという片寄。すると、もう1人のボーカリストである数原龍友から「まだモテる気かよ!」とメッセージがあったと言って会場の笑いを誘った。
■書籍情報『ラウンドトリップ 往復書簡』
著者:片寄涼太、小竹正人
判型:四六変小240ページ(オールカラー16ページ含む)
定価:1,650円(税込)
発売日:2021年10月29日(金)
ISBN:978-4-10-354271-1