『チェンソーマン』作者も絶賛! 女子高のリアル描く『女の園の星』大ヒットの理由

『女の園の星』今読まれる理由とは?

 「このマンガがすごい!2021」オンナ編で1位になった『女の園の星』。最新刊である2巻が発売されると、瞬く間にTwitterでトレンド入りを果たした。

 2巻の電子書籍版には「チェンソーマンがアツいっショ~」と話す女子高生が描かれた特典ペーパーが収録され、発売当日に『チェンソーマン』の作者である藤本タツキ氏が「女の園の星の二巻も面白かったのでよかったです。」とTwitterでつぶやいた。注目を集める作家同士のやり取りが、一読者から見ても楽しい。

 本作は、女子高で教師を務める「星先生」の視点から、女子高生や教師が織り成す学校生活が描かれる作品だ。影で教師を「ポロシャツアンバサダー」や「無印良品」と呼んだり、教師から預かっている犬に油性ペンで眉毛を描いたりと、現実にいそうな女子高生の少し可笑しい日常を覗くことができる。

 また教室の壁にクルクルと回る円形の分担表が貼られていたり、黒板のマグネットが顔みたいに配置されていたりと、背景には多くの人が目にしたことのある学校の景色が描かれる。遊び心のある女子高生や丁寧に描かれた学校の様子から、高校時代の懐かしさを感じられる点も本作の大きな魅力。

 女子高の様子をリアルに描く本作であるが、登場人物は皆個性豊かだ。

 例えば、第1巻で登場する女子生徒「松岡」。彼女は授業中に漫画を描いているのだが、その漫画はパンを咥えた女子高生とぶつかるなどの理由から、登場人物が次々と死んでいくというもの。本人はラブコメやミステリーを描きたいと話し、「面白くて好きだよ」という感想にも「面白くしたつもりはない」と返答する。彼女はふざけているのではなく、真面目で素直なだけであり、ゆえに傍から見たら少し変で面白く感じるのである。

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