SHOCK EYEが語る、“強運”のからくり 「不運なことで終わらせなければ、いいことが起きる必要条件になっていく」

SHOCK EYEが語る、“強運”のからくり 「不運なことで終わらせなければ、いいことが起きる必要条件になっていく」

 「SHOCK EYEの画像を待ち受け画面にするといいことがある」と話題になった「歩くパワースポット」こと湘南乃風のSHOCK EYE。占い師・ゲッターズ飯田氏によって「最強の運の持ち主」と太鼓判を押されたSHOCK EYEが、強運を呼び込むためのヒントを『SHOCK EYEの強運思考』にまとめた。

 すべてが順風満帆とは言えない日々を過ごしながらも、好きなことを貫き、幸せを手にしてきたSHOCK EYE。今回のインタビューでは、本書に綴られた強運思考をさらに紐解き、今すぐにできる「発想の転換」 も伝授してもらった。さらに、SHOCK EYEが運を磨いた先に見つけた、新たな夢とは――!?(佐藤結衣)【インタビューの最後にプレゼント企画あり】

「言語化することが苦手だからこそ、とにかく人と会って話す」

――本著は、『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』(2019年)、『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(2020年)に続く3冊目となりますね。

SHOCK EYE:はい。これまでの2冊は、自伝的というか、自分の過去を振り返りながら検証を含めて書かせてもらったものでした。その後、湘南乃風の活動再開もあり、インプットを中心に取り組んでいこうかなと思った矢先に、このコロナ禍がやってきて……。ツアーもなくなり、いろいろな予定が全てキャンセルになって、「さあ、どうしたものか」という中で今回のお話をいただいたんです。担当編集の方に「前作を読んで人生観が変わりました」というようなありがたい言葉も添えてあって嬉しかったですね。お話ししていくうちに、僕の考え方や習慣、行動に至る思考プロセスの絶対的なルールのようなものがあることに気がついたんです。そこで、今回はその思考の部分を紐解く本にしていこうと、企画がまとまっていった感じですね。書き始めたのは、確か2020年9月あたりからだったと思います。

――あとがきにも執筆は好きだという言葉がありましたが、本を書くことと、音楽を作ることとは、繋がっているところはありますか?

SHOCK EYE: 基本的には、どう自分の思いを伝えるかっていうところでは一緒だと思っていますけど、音楽のほうが原稿用紙にしたら1枚ぐらいになっちゃうので、そこは書籍を執筆するよりも制限があるかもしれないですね。とはいえ、いくらでも書けるからといって「話長いね」とか「くどいね」と思われてしまうのも違うなと。言葉のリズムっていうか、語り口のようなものを意識しなくちゃいけないなとは思っています。どうしても音楽は、音色の部分で演出ができるんですが、テキストだけだとそこがどこまで伝えられるかの試行錯誤が面白いですね。

――本の中では「言語化することが苦手だった」という少年時代についても書かれていましたが、音楽にしても本の執筆にしても、今はその言語化を楽しまれているのが印象的でした。

SHOCK EYE:今でも、言語化は一番難しいなと思っていますよ。だから、1冊目、2冊目と出させていただいたときに「できるだけたくさんの取材やインタビューを受けたいです」と希望したんです。言語化することが苦手だからこそ、とにかく人と会って話して、自分の中にあるものを目の前の人に伝えていくことを勉強したかったからなんですけど。

「絶望することができない。ずっとその状態でいることに耐えられないから」

――「苦手」「難しい」と言っても、「できない」と絶望せずに、できるようになるまで繰り返すところにも、SHOCK EYEさんの強運思考がにじみ出ていますよね。

SHOCK EYE:絶望は多分したことないですね。生まれてこの方。生まれつきの負けず嫌いなのが大きいのと、単純に耐えることができないんですよ。絶望って、僕から見ればその「嫌だ」「辛い」っていう心の痛みを受け入れているように見えるんですよね。でも僕は、そこにずっとその状態でいることに耐えられないから、絶望はできないんですよ。どうにかして抜け出たい、ここにいる自分を受け入れられない、ってもがき続けるしかない。だから、我慢強くないんだと思います。

――今の言葉が一つの発想の転換でした。むしろもがき続けるほうが、我慢強く努力を続けているという印象だったので。

SHOCK EYE:いやー、忍耐力がないから出ようとするんですよ。その方法は、強引な方法もあるし、知恵を巡らせて糸をたどるように脱出することもあったし、いろいろでしたけど。だから、よっぽど絶望しながらも頑張って生きている人のほうが、僕は強いと思いますね。でも、その我慢できる強さって限度を超えたときに、その人の心に傷を負わせたり、後戻りできないような傷跡になっていたりすることもあるから。僕は、できる限り工夫して、我慢しなくていい方法を試してほしいなって思いますね。僕も最初から全部その方法がわかっていたタイプではなくて、1つひとつ飛び込んで「あ、ここは行ってもダメなんだ」「ここは意外と大丈夫」ってもがき続けるうちに見つかるものがあると思うので。

「スマホを眺めるスキマ時間が、不安や不満を探す時間になってはいないか」

――痛みや苦しみという言葉が出ましたが、時代の移り変わりによって衝突を避ける風潮が強くなった一方で、自分がどこまで耐えられるのかという「痛みの免疫」のような部分が、実感しにくくなっているようにも思うのですが。

SHOCK EYE:僕の少年時代は、肉体的な衝突も多かったですからね。そういう性格もあったので、そうなりましたけど、痛みを伴う衝突はできるなら避けられたほうがいいとは思います。でも、衝突の仕方っていろいろあって。やっぱり世の中、大きく変わることがないので、意見の衝突っていうのはなくならないと思うんですよね。僕みたいな衝突の仕方は決してオススメしないけれど、経験がない人が衝突すると取り返しがつかないことにもなると思うので。衝突とまではいかなくとも、自分の意見を発信するとか、人の意見に耳を傾けるとか、そういうバランスを取りながら、免疫をつけていく必要はあるんじゃないでしょうか。

 僕は今子育てをしているので、より感じるところがあるんですけど、自分の意見が言える環境に身を置くというのは大事なことだと思うんですよね。例えば、自分が好きだと思っているものを「好きだ」と言えるコミュニティにいれば、ポジティブを前提としたディスカッションをすることができる。意見交換の経験値を積むことで、衝突しそうになる前に回避する術も身についていくと思うので。そもそもネガティブなことが前提となる場所からは、離れてみるというのも一つの方法じゃないかな。

――本の中には「居場所」というキーワードも出てきましたね。

SHOCK EYE:そう。自分が今いるこの場所が、自信を持って「いたい」と思える場所なのかどうかをまず疑うことも大事で。その上で、起こせるアクションは2通りあって、1つは飛び出すこと。そして、もう1つはいいところを探して「いたい」と思える場所にすること。この2つしかないんですよね。自分と似たような価値を持っている人を新たに見つけて、ときには余計な情報をシャットダウンすることも必要なんですよね。今、ネットを見ているとひっきりなしに色んな情報が入ってくるじゃないですか。一生会わなくてよかった人の生活も流れてくる時代なので、そもそもなかった妬みとかも生まれやすかったりすると思うんですよ。自分の「好き」が揺らいだり、居場所の魅力が見えなくなってしまったりすることもあるんじゃないでしょうか。

――SHOCK EYEさんも、そういう場面はあるんですか?

SHOCK EYE:ときにはありますよ。例えば、このコロナ禍で僕は音楽活動ができなくなったのに、普通に仕事が続けられている人を羨ましいなって思うこともありますし。そうやって人と比べると「今の自分は不幸なのかな」って気分が落ちるものなんですよね。他にも「あの人は給付金もらえてずるい」とか「自分は外出を我慢しているのに出歩いていてけしからん」とか。本来であれば、知ることもなかった人に対して怒りを抱いてしまう。もしかしたら、その情報からは汲み取ることができない複雑な事情があるかもしれないのにね。それって、あまりいいエネルギーの使い方じゃない。

 時々思うんですけど、みんなスキマ時間にスマホから情報収集をしていますが、それって不安や不満を探している時間になっていないかって。だから、もっと自分の生活に時間をかけたらいいと思うんですよね。今、家電が便利になりすぎて、いろいろ時短ができる分、スキマ時間ができすぎちゃうのかもしれない。面倒だけど、時間をかけて掃除をしたら気持ちがいいし、手間暇かけて料理をしたら幸せじゃないですか。そういうエネルギーの発散をするといいんじゃないかなって思っています。

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