N’Dea Davenportの記事・ニュース・画像一覧

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90年代半ばにUKアシッドジャズ界で話題をさらっていたバンド、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ。その初代歌姫が、このエンディア・ダヴェンポートである。
彼女の出身はジョージア州アトランタで、幼い頃からジャズ/ゴスペル/R&Bを嗜好し、早くから本格的にヴォーカリストを目指していた。ブラン・ニュー・ヘヴィーズのアンセム「ネヴァー・ストップ」(91年)の大ヒットによって、スターダムを駆け上がることになった彼女だが、ハイ・ティーンの時分は、マドンナ、アル・ジャロウ、ジョージ・クリントンのような大御所ミュージシャンのバックでキャリアに磨きをかけていたという。
ソロ活動1作目『エンディア・ダヴェンポート』では、ダラス・オースティン(TLC、ボーイズIIメンのプロデュースで脚光を浴びる才人プロデューサー)とタッグを組み、クラシックR&Bの旨みを全方位に披露。さらに、艶かしい夜を思わせるジャズ・フィーリングも絶妙に加味した。また、彼女の歌声は艶っぽさも十分にあるものだが、すこぶる逞しいものでもある。そこからは“肝っ玉母さん”的な風情もチラホラと垣間見れる。
とはいえ、楽曲の洗練度が高く、なにをやってもそつなく上品に纏まってしまう嫌いはある。けれど、逆に言えば汗クサさを排除したソウル・テクスチャーを求めるリスナーには打ってつけの内容だ。でもって、ライヴにおける彼女のアプローチ(アレンジも含めて)も、徹底的に「ジャズに影響を受けた70sソウル」で一貫されておりました。

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