ME:I、大型音楽特番出演で注目が集まる理由とは? 今証明し続けている地力とチーム力、個々の活躍

 ME:Iのメンバーは音楽番組以外にも、それぞれのバックグラウンドや得意分野を活かしながら活躍の場を広げている。

 リーダーのMOMONAは、過去にグループでの活動経験もあり、臨機応変なトークや対応が得意。今年3月には朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)でエンタメプレゼンターを担当し、番組を盛り上げていた。また、6月6日より全国公開されたディズニー実写映画『リロ&スティッチ』では、リロの姉・ナニ役の日本語吹替を担当。声優に初挑戦し、映画の魅力を引き出すとともに、彼女が一人のアーティストとして表現できることの幅広さをあらためて世に示す形となった。

「リロ&スティッチ」リロ役 日本版声優 永尾柚乃さんによるナニ役 MOMONA(ME:I)さんへのインタビュー映像

 “マンネ”メンバーの活躍も見逃せない。AYANEはその高い歌唱力で音楽番組に出演するたびに視聴者の注目を集め、SNSなどで度々名前が挙がるメンバーである。今年3月の『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』(TBS系)では、宇多田ヒカルの「Automatic」などをカバーして圧倒的な歌唱力を披露。AYANE自身やグループの注目度向上に繋がっていたのを覚えている人も多いのではないだろうか。RINONもそのキャラクターとビジュアル、とどまるところを知らない成長スピードでメディア出演するたびに注目を集めているほか、KOKONAも表現力の広がりによってMVやステージ上での存在感がますます高まっている。

 また、三重県出身のKOKONAと愛知県出身のKEIKOは、今年3月の『1日3ドデスカ!?~スリムとME:Iが旅する春の志摩ソレって!?SP~』(名古屋テレビ)にも出演を果たした。

 キャリアを重ねるごとにメンバーそれぞれがもともと持っていたスキルを磨き、さらに新たな一面を見せてくれるからこそ、デビュー2年目を迎え、3人のメンバー活動休止という状況下においても、注目を集め続けているのだろう。

 とはいえ、やはりダンスの圧倒的な実力で惹きつけるRAN、人柄の滲み出るあたたかな歌声と笑顔が魅力のCOCORO、高音域まで伸びやかかつ表現力豊かな歌唱力を持つTSUZUMIの3人も、ME:Iに欠かせない存在なのは間違いない。彼女たちがゆっくりと心身を休め、再びステージで元気な姿を見せてくれることを祈りながら、今後のグループの活動を見守っていきたい。

 7月26日からは長野ビッグハットでの公演を皮切りに、初めての全国アリーナツアー『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR "THIS IS ME:I"』に挑むME:I。彼女たちは果たして、コンサートでどのような姿を見せ、何を語ってくれるのだろうか――。初のアリーナツアーに、大いに期待したい。

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