Stray Kids、言葉以上の想いが通い合った日本初スタジアム公演　STAYとの深い絆を形にした愛溢れる時間に

Bang Chan「STAYの皆さんが幸せだったら、僕たちも幸せです」

　アンコールでは、メンバーがSKZOOがあしらわれたトロッコに乗って、「SUPER BOARD」「I Like It」「My Pace」をパフォーマンス。ファンに手を振ったり、カメラの前でおもしろおかしい表情をしたりと、ごく近い距離でファンとのコミュニケーションを楽しんだ。その後、ステージに戻って「BLIND SPOT」を華やかに歌い上げ、ペンライトが星空のように真っ白に輝く美しい景色を作り上げると、本公演ラストのMCへ。

　Hyunjinは「最強のSTAYと最強の時間を過ごすことができて本当に幸せ」と話し始めると、自身が雨男だと言われていることから、「今日は晴れてほっとしています」と語って観客を沸かせる。彼は続けて、「STAYのために、今日は雨のように汗を流しました。今日も本当にいい汗かいたな。僕はSTAYの皆さんが大好きです。いつもありがとうございます」とファンへの言葉を紡いだ。Bang Chanは日本で初のスタジアム公演を無事に終えられたことに触れ、「僕たちを支えてくれているスタッフの皆さんと、STAYが見守って支えてくれたからこそ実現できたんだと思います」と感謝の気持ちを述べる。そして、彼は6月に日本で発売する最新アルバムに言及し、「メンバーの皆が一心同体になって作り上げた名盤になっていますので、たくさん愛していただけると幸せです」と語り、「大大大好きだよ！」とSTAYへの愛情を表現した。

　さらに、STAYから愛のこもったメッセージが多数語られた映像が流れるサプライズも。映像を視聴し終えると、Bang Chanは「（STAYが）Stray Kidsが幸せであれば、STAYも幸せだよと言ってくれたけど、僕たちも同じ言葉を皆さんに伝えたいです。STAYの皆さんが幸せだったら、僕たちも幸せです」と笑顔を見せる。そして、「Stray Kids」で観客と歌声を交わし合い、ファンとの深い絆を改めて確かめた後、ダンサブルな「MIROH」で花火の演出なども交えて最後まで観客を楽しませ、アンコールを終えた。鳴り止まない歓声に応え、ダブルアンコールは「Chk Chk Boom (Festival Ver.)」と「FAM」をパフォーマンス。Stray Kids初の日本でのスタジアム公演は、大盛況の中で幕を閉じた。

　スタジアムという広い空間を活かした演出とともに、ラップと歌、ダンスのすべてにおいて、見る者を圧倒するパフォーマンスを披露したStray Kids。彼らは今後、アメリカの各州やヨーロッパで公演を開催する。この数年で飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げている彼らのステージは、欧米においても多くのファンを魅了することだろう。世界各地を巡る今回のワールドツアーを経て、これからどのような楽曲やパフォーマンスを生み出してくれるのか。8人の今後の活動に期待を寄せたい。

『Stray Kids World Tour <dominATE>』静岡公演　すべての写真を見る（全30枚）