相葉雅紀がさまざまなジャンルの現場で愛される理由は? 親近感と責任感のバランスが生み出すもの
嵐の相葉雅紀が、ラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送/以下、『アラシリミックス』)4月18日放送回に登場。3月9日から4月15日まで、東京、福岡、大阪にて上演された主演舞台『グッバイ、レーニン!』のバックステージの様子を語った。
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— 嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス (@arashi_joqr) April 18, 2025
本作は、2003年にドイツで公開された同名映画の舞台版。映画版は600万人以上を動員し、数々の映画賞を受賞したことで、ここ数十年で最も成功したドイツ映画とも称された名作だ。同映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンベルク自身が、演劇ならではの仕掛けを盛り込む形で舞台版の脚本を制作。そんな話題作が今春初めて日本で上演されるとあって、どのように相葉が表現していくのか注目が集まっていた。
物語の舞台は、東ドイツの首都ベルリン。相葉演じるアレックスは、母と姉と3人で暮らしていた。東ドイツ建国40周年記念日、家族に内緒で反体制デモに参加したアレックスは警官ともみ合いになってしまう。そこへ偶然通りかかった母がショックを受けて心臓発作に。8カ月もの間、昏睡状態に陥った後、奇跡的に目を覚ました母。だが、次に強いショックを受けた際には命の保証はできないと医師に宣告されたアレックスは、母を守るべくある決意をするのだった……。
物語のキーは、アレックスの優しい嘘だ。母が精神的なショックを受けないようにと、周囲を巻き込みながらできる限りの「芝居」を続けて家族を守ろうと奮闘する。そんなハートフルなストーリーとリンクするかのように、相葉は舞台裏でも共演者たちと温かな時間を過ごしていたようだ。ラジオでは「本当にみなさん諸先輩方が和気あいあいとしてくれてるんで。始まる10分前くらいからみんなロビーに集まって、あーでもないこーでもない」と、引き寄せられるように集い、雑談に花を咲かせていたと振り返る。
盛り上がってた話題の一つに、同作に出演している子役の豊本燦汰がハマっていたというトランプのマジックがあったそう。「それを10分前にやってくれて。みんなで「ウォ〜!』ってなってた」とも。にこやかに語るその語り口に相葉が中心となって共演者たちが和やかに過ごす光景が目に浮かぶようだった。「3回くらいご飯に行った」というほど共演者たちと仲を深めたのだというが、堀内敬子、山崎一以外みんな「はじめまして」だったというから驚きだ。「みんな壁を作らない人たちで、居心地がいいですね」と語っていたが、きっと相葉のほうから先に開放的な空気を放つからこそ、そうした壁が端から作られないのではないかと思った。




















