日向坂46 松田好花&乃木坂46 一ノ瀬美空、『THE TIME,』で育んだ表現力と信頼
日向坂46の松田好花と乃木坂46の一ノ瀬美空が、朝の報道・情報番組『THE TIME,』(TBS系)を卒業した。約2年から2年半にわたり曜日レギュラーとして出演し続けてきた2人は、報道・情報番組という特殊な現場で、アイドルとして、そして“伝える人”として、確かな成長を遂げた。番組出演を通じて培った経験は、グループ活動にも影響を与えているように見える。
生放送という張り詰めた現場で、2人はそれぞれ“朝の顔”として視聴者の一日を支えてきた。番組の中で、彼女たちは単に情報を読むだけでなく、日々の空気を読み取りながら、時に寄り添い、時に励ましの言葉を紡いできた。そこには、言葉の選び方、所作、トーン、すべてに慎重さと温かさを両立させる必要があっただろう。その姿勢は、バラエティや音楽番組で見せる表情とはまた異なるものだった。
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このちゃん2年半ありがとうございました🌸
火曜日を盛り上げてくれたこのちゃん💕
アズミの無茶振りにも全力で応えてくれる姿に
ほっこりさせてもらいました🐥ぜひまたスタジオに遊びに来てね#thetime_tbs#thetimeオフショット#このちゃん #松田好花#日向坂46 @hinatazaka46#アズミ… pic.twitter.com/qjQgAbWvzW
— TBS『THE TIME, 』 (@THETIME_TBS) March 25, 2025
松田は、最終回の挨拶で「心臓に毛が生えたんじゃないかと思うくらい、大きくなれた」と語った。番組開始当初は「ちゃんと情報を伝えられるのか」と不安を抱えていたことを明かしていたが、回を重ねるごとに視線は真っ直ぐになり、言葉の輪郭も確かなものになっていった。ある放送回では、昭和ギャグを披露する場面でネタを忘れてしまい、咄嗟の判断でお笑いコンビ・ぺこぱの決めゼリフである「時を戻そう」を口にして切り返し、笑顔で締めくくったというエピソードは今でも語り草だ。彼女の自然体の強さと、芯のある明るさが浮き彫りになった瞬間だった。
共演するアナウンサー陣やスタッフとの関係性も、彼女の安心感の源となっていた。特に総合司会を務める安住紳一郎アナとのコンビネーションは視聴者からも人気が高く、絶妙な間合いで笑いを生み出す場面も多くあった。松田の存在が火曜日の朝に明るさをもたらしていたことは間違いない。