手越祐也加入発表で話題、XYの2年を振り返る YOSHIKIプロデュースグループの運命は?
XYの最大の特徴は“アメーバ”のような形をとっていることだ。13人のうち5人はXY Band、8人はXY Dance Vocalとして分けられており、ある曲はバンド体制の5人で、ある曲はダンスボーカル体制の8人で、そしてまたある曲は13人体制で……というように自在に形を変えながら活動している。実際にデビュー曲「Crazy Love」は13人全員での楽曲になるが、その後リリースされた「YG」はXY Bandによる5人、「GET STUPID」はXY Dance Vocalの8人でのパフォーマンスとなっている。どちらの楽曲もプロデューサーにはYOSHIKIが携わっており、実際に楽曲を聴くと強烈な“YOSHIKI節”を感じることができるが、特に「YG」はオーディション番組時代に音楽制作合宿でYOSHIとKYOHEY(Dr)、KAIRI(Gt)、FURUTATSU(Ba)が作成したデモをGAI(Vo)がアレンジし、KARMA(Vo)と歌唱している楽曲。デビュー当初はYOSHIKIとともにパフォーマンスすることが多かったこともあり、“YOSHIKIのグループ”というイメージを強く持つ人も多かったように感じるが、他のボーイズグループとの共演や単独イベントの開催などを通じてYOSHIKIイズムを軸にしつつもそこには“XYらしさ”が徐々に確立されてきていたように感じる。
そんな矢先、発表された手越の加入発表。手越とメンバーには年齢も経験も大きく異なる上に、ゆっくりだが足並みが揃ってきた13人を見てきた&Zが戸惑うのも無理はない。事実、YOSHIKI自身もXにて「色々な意見があって当然」(※2)とコメントしている。その一方で、このニュースを機にXYは世間から大きな注目を集めることとなった。1年以上活動しているグループに20年以上のキャリアを持つ手越の加入は、普通は到底発想できないこと。このような誰にも考えつかないことをやってのけることがYOSHIKIらしさでもある。そして、そんなYOSHIKIによって選ばれた13人にはこの注目をチャンスに変えて輝くことができる実力と個性を持っているはず。グループを大きく変えることとなるであろう今回の発表だが、この決断がどのような場所へ向かっていくのか、彼らを信じて見守りたい。
※1:https://x.com/YoshikiOfficial/status/1589644051959394307
※2:https://x.com/YoshikiOfficial/status/1849596346358997159
日本のボーイズグループは世界に通用するのか? 13カ国17都市のステージを経験したXY P→★に聞く
『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』から誕生したYOSHIKIプロデュースのボーイズグループ・XY。さまざ…
YOSHIKI「XYとは一緒に戦っている感覚」 プロデューサーとして感じる13人の強烈な個性と可能性
『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』からデビューしたボーイズグループ・XYは、13人の強烈な個性を武器に世…