Ayumu Imazuが示したオーディエンスとの一体感と進化 ホールツアー『EYE TO EYE』東京公演

Ayumu Imazu『EYE TO EYE』レポ

 本編の最後はバイラルヒットを継続している「Obsessed」。昨年の秋にデモ音源がSNSに投稿され、ダンサーの“タイガ ”による振り付け動画をきっかけに世界中に拡散されたエポックメイキングな楽曲だ。「自分が振り付けした動画で世界中の人が踊ってくれて本当にうれしい」というタイガのコメントを受け、Ayumuはこんなふうに語った。

Ayumu Imazu(撮影=Taichi Nishimaki)

「小学校の頃から世界で活躍するアーティストになりたいと思っていたけど、ニューヨークに留学してから“難しいのかな”と思うこともあって。『Obsessed』でようやく世界に片足を入れられたのかなと」

 そしてTikTokにポストされたダンス動画をエディットした映像とともに「Obsessed」のパフォーマンスへ。チルな雰囲気とリラックスしたボーカルが広がり、会場全体がひとつになっていく場面は今回のツアーのハイライトと言っていい。

Ayumu Imazu(撮影=Taichi Nishimaki)

 強烈なコールに導かれ、Ayumuとダンサーは再びステージへ。アンコールの1曲目は新曲「BANDAGE」。タイトなビート、ソウルフルなメロディを両軸にしたこの曲は、Ayumuの新たな代表曲として浸透することになりそうだ。ラストは「Colors」。〈Stay right there/迎えに行くよ/花束が染めるColors〉というラインを手渡すように歌い、ライブはエンディングを迎えた。

 音楽性、ダンス、ステージングを含め、アーティストとしてのさらなるスケールアップを証明したAyumu Imazu。海外での活動も視野に入れながら、彼のキャリアは次のフェーズに向かうことになりそうだ。

Ayumu Imazu(撮影=Taichi Nishimaki)

■セットリスト
01. ATARI
02. Don’t Mind Me (feat. 花村想太 from Da-iCE)
03. Butterfly
04. Over You
05. Problem
06. HONEYCOMB
07. Lonely Boy
08. 未発表曲
09. Sunshower
10. Light Up
11. RUN FOR YOU
12. ACCHI KOCCHI
13. Tangerine
14. Obsessed
EN1. BANDAGE
EN2. Colors

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