NCT TEN、ソロ活動でも注目を集めるユニークな才能 国境もジャンルも越えてファンダムを獲得する理由
SM ENTERTAINMENTに所属するNCTやWayV、SuperMのメンバーとして活躍するTEN(テン)。ソロ活動でも注目を集める彼の魅力に改めて迫りたい。
タイの首都バンコクで生まれたTENは、2013年にSM ENTERTAINMENTの練習生に。約3年後の2016年4月にNCT Uのデビューメンバーに選ばれ、さらに2019年1月にはWayVのメンバー、その後グループを超えた事務所内のユニット・SuperMのメンバーにも抜擢された。
そんな彼のソロ活動の始まりは、さかのぼること2017年。初のソロシングル「夢中夢 (몽중몽; Dream In A Dream)」をリリースしたことがきっかけだった。
彼のルーツを讃えるような伝統的なメロディと優雅なアンビエントポップにあわせ、華やかかつしなやかなダンスを披露したTENは瞬く間に多くの人の心を掴んだ。この作品は、自身のパフォーマンスにおけるアイデアを振付師たちと共有した初めての経験だったそうだ。
彼が多くの人を魅了する理由は、文字通り“舞う”ような踊りにある。ダンスのスキルはもちろんだが、それ以前に見る者を惹きつける魅力がある。
NCT UとしてメンバーのTEAYONG(テヨン)とのデュオで発表した「Baby Don't Stop」やプロジェクト「STATION : NCT LAB」の一環でリリースした官能的なソロ楽曲「Birthday」、NCT 2018の「Black on Black」で披露したソロでのダンスパート。NCT、WayV、SuperMとしてのパフォーマンスであろうと、ソロであろうと、ジャンルを問わずシームレスに溶け混み、120%個性と実力を発揮する。華麗に舞う鮮やかな踊りは見ていて飽きない。そこにいるだけで華がある唯一無二のエンターテイナーだ。