乃木坂46にとって可能性に満ちたメンバー 五百城茉央 皆から愛され、人の心を惹きつける力

 乃木坂46が4月10日にリリースする35thシングル『チャンスは平等』の収録楽曲と歌唱メンバーが発表された。特徴的なのは、山下美月のソロ曲「夏桜」を除けば、表題曲やアンダー曲を含む6曲に5期生メンバーが参加していること。五百城茉央と奥田いろはによる「サルビアの花を覚えているかい?」は、5期生のみとしては初めてのユニット曲となる。

 五百城と奥田は『乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)シリーズから生まれたユニット“カフェオーレ”としてファンにも広く知られている。そこに菅原咲月を加えた、この春に高校を卒業したトリオが“さつまいろ”。五百城にはほかにも、先日『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)の街頭インタビューに声をかけられ出演したことでも話題になった冨里奈央との“なおまお”、小川彩との身長差12cmコンビ“おがちゃん・いおちゃん”といった多くのユニット名が存在している。現在『乃木坂46の「の」』(文化放送)にて、5期生のコンビ/トリオが立て続けに出演しているように、11人にはそれぞれの関係性があることは理解しているが、これだけのユニットが存在しているのは五百城がみんなから愛される、人の心を惹きつける力の持ち主とも言えるだろう。

 五百城のチャームポイントと言えば、そのあどけない笑顔。先述した『笑ってコラえて!』は冨里が趣味で制作中の五百城の写真集の撮影帰りに街頭インタビューを受けたものであり、『超・乃木坂スター誕生!』がふたりのプライベートに密着した際には冨里は2万枚もの五百城の写真を撮り続けていた。古民家の縁側が似合う、そんな五百城の癒しのオーラを作り出しているのは、彼女が持つ純真さだ。

 ファンのあいだでも有名なのは、バナナマンがMCを務める『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)に出演した際、宇宙人としてペロペロと舌を出す日村勇紀に「ほえ?」と半信半疑ながら信じてしまう一幕。5期生が一番お世話になった先輩メンバーを1人選んでお歳暮を渡すという『乃木坂工事中』(テレビ東京系)の企画「お歳暮グランプリ」では、本命の遠藤さくらが名乗り出ないという事態に、山下をはじめ立候補して前に出てきてくれた先輩メンバーへの申し訳なさから涙を流すというシーンもあった。ただ、一歩間違えると“どんくさいおき”になってしまうことも多々あり、『乃木坂工事中』での「ヒット祈願」で巨大タチウオをギュッと握りしめた事件を筆頭に、タライに何度も頭をぶつけたりとドジっ子キャラの持ち主でもある。

【マイ醤油】五百城がマグロ食べに築地行ってきた!【持参】

 好奇心旺盛なチャレンジ精神から、ひとりで公園に行ったり、料理をしてみたりすることもしばしば。そのアクティブかつ食欲旺盛な面は、五百城がマグロを食べに築地を訪れるYouTubeでの個人企画に表れており、彼女の“うまいおき”のフレーズも炸裂している。30thシングル『好きというのはロックだぜ!』収録の個人PV「やる気!元気!ぼく、五百城。」、さらに33rdシングル『おひとりさま天国』収録の「IOKI 1000%」はそれぞれ彼女の挑戦とギャップを示した作品だ。

乃木坂46 33rdシングル 五百城茉央個人PV予告「IOKI 1000%」

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