安井謙太郎×長妻怜央、7ORDER第1章の完結を総括 変幻自在なグループが目指す次のステージとは?

 1月1日に開催された『DUAL Endroll』最終公演で活動の【第1章】に区切りをつけた7ORDER。新章に突入した彼らから最初に届けられる曲「aigre-doux」は、長妻怜央 & 安井謙太郎 from 7ORDER名義でのユニット曲となった。長妻が主演の月曜ドラマ『Sugar Sugar Honey』(TOKYO MX)のエンディング主題歌として書き下ろされ、新しい作風を開拓している。ドラマのストーリーとリンクしていると同時に、長妻と安井の関係性もイメージできるのが大きな聴きどころだ。

長妻怜央 & 安井謙太郎 from 7ORDER 「aigre-doux」LYRIC VIDEO

 この曲に込められている想い、制作エピソード、【第1章】ラストスパート期間の活動、今後の展望についてふたりに語ってもらった。(田中大)【記事最後にプレゼント情報あり】

まさか6人になるとは思っていなかった(安井)

長妻怜央、安井謙太郎
長妻怜央、安井謙太郎

――去年の10月からの新プロジェクト[ONE,]で【第1章】の区切りをつける動きが始まりましたが、6月に7ORDERが6人になった直後は、グループとしてどのような活動をしていくことをイメージしていましたか?

安井謙太郎(以下、安井):何も考えられなかったです。「どうしようかな?」と。

長妻怜央(以下、長妻):ノープランでしたね。

安井:まさか6人になるとは思っていなかったので。

――そういう時期の後、エンドロールに向かっていく動きは、どのように決まっていったんでしょうか?

安井:7人で回った最後のツアーはアルバム『DUAL』がメインだったので、それとはまた別の形で7人での7ORDERにきちんと区切りをつけた方が良いんじゃないかと。新体制として動き始めるということの前に、まずはファンのみなさんと一緒に旧体制の幕を閉じたいという感じでしたね。そういう方向で話がまとまって、【第1章】を振り返るようなプロジェクト、ライブとかをしたいという話になっていきました。

――【第1章】のラストスパートは、クロちゃんバンドfeat. 7ORDERによる「AもBも」というユニークな動きもありました。

安井:そうでしたね。さなぴー(真田佑馬)の同級生との繋がりでいただいたお話だったんです。「クロちゃんの後ろでバンドをやる人を探してるんだけど7ORDERは、バンドをやるよね? ワンチャンある?」っていう感じで言われて。

長妻:「面白そうだからやろう!」ってなりました。

安井:クロちゃん、めっちゃ真面目なんですよ。僕、びっくりして。レコーディングする前にボイトレの先生についてもらって、めっちゃ練習したらしいです。MVの撮影中も汗ダラダラになるくらい気持ちを入れて毎カットをやってました。

長妻:MVの撮影は実際に歌わないことも多いんですけど、全部一生懸命に歌ってました。

安井:「だからクロちゃんっていっぱい仕事あるんだ!」っていうことも思いましたね。

長妻:撮影中、クロちゃんはずっと「これはどっきりかもしれない……」って思ってたみたいです。バックバンドがいて真面目に歌うのが信じられなかったらしくて。

安井:たくさんどっきりを仕掛けられてきたので、そういう人になっちゃったみたいです(笑)。 [ONE,]のタイミングに合わせたわけではなくて、たまたまあの時期に決まったお仕事だったんですよね。6人になった7ORDERの1発目に出てきた情報がクロちゃんとバンドっていうのがわけわかんな過ぎて(笑)。あまり計算してない感じが僕らっぽいなと思いました。

――「AもBも」、いい曲ですよ。作曲と音楽プロデュースを手掛けたのは忘れらんねえよの柴田隆浩さんですね。

安井:そうなんです。めっちゃいい曲です。

長妻:タイミングが合ったら(クロちゃんと)いつかライブで一緒にできたら嬉しいです。

――[ONE,]は、動画コンテンツでたくさん楽しむことができました。オンラインフリーライブ『7ORDER ONLINE LIVE [ONE,] - 1645』もすごかったです。

長妻:6人になってピンチだったんですけど、助けてくださる方々がたくさんいてくださることにも気づきました。

――7ORDERは、スタッフさんにもすごく愛されていると思いますよ。

長妻:はい! 

安井:自分で言うな(笑)。オンラインライブは初めて6人でステージに立つ機会だったんですよね。あれをやったことで腑に落ちた感があったというか。[ONE,]を始めてから『DUAL Endroll』の最終公演までに向かっていく期間も7ORDERの【第1章】みたいな気持ちだったんですけど、やっていく中でその点も少し変化しました。

――どんな気持ちの変化でした?

安井:オンラインライブをやる頃にはツアーに向けての準備も進めていたんですけど、サポートに入っていただいたり、ゲストをお迎えするものを作っていく中で、【第1章】というよりは【第1.5章】という感覚になったというか。【第2章】ではないんだけど【第1章】でもない、1.5verみたいな感じだったんですよね。そういう風に作ったつもりはなかったんですけど、やっていく中でそういう感覚になっていきました。お迎えしたゲストも7ORDERをずっと裏で支えてくださっていた人たちなので、改めてステージ上で出会い直すような感じもありました。それはすごく刺激になったよね?

長妻:うん。そうだった。

安井:オンラインの時はステージ上にいるのは6人だけでしたけど、ツアーではステージ上にサポートやゲストのみなさんもいたから、いろんなエナジーをいただきました。それがまさに【第1.5章】という感じだったというか。6人だけだったら、そういう感覚にならなかったかもしれないです。

――オンラインライブでは、何か発見したことはありましたか?

長妻:お客さんがいないのでメンバーと向き合うことになるんですけど、あれはすごく大事な時間だったのかもしれないです。「彼のこういう煽りってすごいな」「ダンスかっこいいな」とか改めて感じたりもして。メンバーそれぞれのタイプがあって面白かったですね。「これはひとりじゃできないよな」っていうことも思いました。

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