髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世……日向坂46、新成人メンバーのポテンシャルを探る
新年を迎え、今年もまた多くの新成人が成人式を迎えた。今年は日向坂46からは髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世、平尾帆夏、山下葉留花の5人が新成人を迎える。三期生と四期生のメンバーが並んでおり、新たな未来を予感させる世代だ。
髙橋未来虹がダンスでグループを牽引
2022年から初めての後輩となる四期生も加入し、先輩として風格も漂ってきた感のある髙橋。10thシングル 『Am I ready?』に収録されている三期生楽曲「愛のひきこもり」では初のセンターを経験したほか、昨年11月22日から26日にかけて東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演された舞台『ラフテイル・オブ・アラジン ~Aladdin and the Magic Lamp Story~』でヒロインにあたる王国の姫・バドゥール役を務めるなど、着々と力をつけている。身長170cmを超えるスタイルの良さが活かされたしなやかなダンスはグループの中でも特に目を引くものがあり、新年一発目の公式ブログでは「私の目標は、"パフォーマンスの要となる"。歌とダンスを磨いて、表現することを心から楽しむ一年にしたい」と語っていたように、2024年はパフォーマンスの中心を担っていく予感がする(※1)。また、昨年12月には公式Instagramも開設しており、より外向きの発信が増えていくことだろうし、演技を始めとしたソロ活動にも期待が高まる。
森本茉莉、バラドルとしての覚醒に期待
今年は森本にとっても飛躍の年となるはずだ。おひさま(日向坂46ファンの呼称)の中ではよく知られているように、森本といえば冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、ひなあい)においてMCのオードリーの若林正恭の発言を発端に「激ヤバさん」とイジられるなど、日向坂46屈指の強烈な個性の持ち主。きっかけは森本の兄が必死に貯めていた貯金箱から何度もお金を盗んでいたというエピソードだった。今のところ、森本のヤバさは内輪だけにとどまっているが、さまざまなバラエティ番組への出演が叶った際にはきっとバラドルとして覚醒することは間違いないだろう。一刻も早く外番組で活躍する森本の姿が見てみたい。最近では舞台『幕が上がる』のさおり役で後述する山口とともにW主演を務めたことも記憶に新しい。上村ひなのと山口陽世を除く三期生は2021年に放送された日向坂46主演のドラマ『声春っ!』(日本テレビ系)へは出演しておらず、今回の舞台が初めての演技への挑戦。舞台の語り手として登場した森本は等身大の高校生を見事に演じてみせ、今後の期待を感じさせた。
山口陽世、野球好きアイドルとして独自路線へ
山口は、7thシングル『僕なんか』収録されている三期生楽曲「ゴーフルと君」ではセンターも経験し、にこやかな笑顔で魅了している。そんな山口といえば2023年は野球好きとしての活躍が目立っていた。昨年4月に横浜スタジアムにて開催された『4回目のひな誕祭』では横浜DeNAベイスターズのユニフォームを身にまとい、前・横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレスと始球式を行なったほか、同年6月には横浜DeNAベイスターズ vs 北海道日本ハムファイターズにおいて2度目の始球式を経験。日向坂46を代表する野球好きメンバーとして、山口の才能が知れ渡っている。そして『さくらひなたロッチの伸びしろラジオ』(NHKラジオ第1)のレギュラーMCとしても活躍しており、トークにも磨きがかかっている印象。欲を言うならば、始球式だけではなく、もっと山口のトーク力が活かせる野球番組も見てみたいところだ。