日向坂46は二度目の開催を宣言 =LOVE、超特急、M!LK……東京ドームを目指して活動するグループ

〈先人たちのその足跡が目指していたのは/夢見る者の約束の彼の地/銀色のカップ 伏せたような目印がそこにあるよ〉

 けやき坂46の楽曲「約束の卵」にもあるように、国内で音楽活動をする者にとって一つの“聖地”となっているのが東京ドームだ。

 日向坂46は、けやき坂46(ひらがなけやき)時代から、東京ドーム公演を目標に掲げてきた。『3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~』でその夢を叶えたものの、今年は4年連続で出場していた『NHK紅白歌合戦』に落選してしまうなど、辛い局面が多かったように思う。

 しかし、そんなタイミングで、キャプテンの佐々木久美が「今のわたしたちでは力不足かもしれませんが、もう一度あの夢の舞台を目指して日向坂46としてハッピーに突き進んでいきたい」と宣言したのだ。ピンチのときにこそ試されるのが、メンバーとファンの絆。佐々木の決意表明により、おひさま(=日向坂46ファンの呼称)と心をひとつにした日向坂46は、来年大きな飛躍を遂げるのではないだろうか。

 また、=LOVEも東京ドームへの想いが強いグループだ。グループのプロデューサー・指原莉乃作詞の「笑顔のレシピ」に〈ずっと言えなかったんだ/なんだか恥ずかしかった/私、あのステージに立ちたい〉という歌詞があるのを見たとき、メンバーの諸橋沙夏は「指原さんは私たちのことを信じてくれてるんだな」(※1)と感じて、夢への気持ちが色濃くなったという。

=LOVE(イコールラブ)/ 11th Single c/w『笑顔のレシピ』【MV full】

 今年1月にグループを卒業した齊藤なぎさが、卒業公演で「(東京ドームに立つという)夢を叶えてほしいし、絶対に叶えられるグループだと思っています」と手紙を読んだときも、リーダーの山本杏奈は「必ず、その夢叶えてみせます」と宣言していた。=LOVEは、メイクやファッションなどを発信しているメンバーが多く、同性人気も高い。指原が紡ぐ繊細な歌詞も、女性からの共感を呼ぶ理由のひとつなのだろう。アイドルグループとして新たなファン層を開拓してきた=LOVEが、“あのステージ”に立つ姿を見るのが楽しみだ。

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