髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世……日向坂46、新成人メンバーのポテンシャルを探る

平尾帆夏、ラジオMCとしての期待

 昨年の勢いという意味でもっとも目覚ましかったと言えるのは四期生の平尾帆夏だろう。9月には地元のラジオ番組『日向坂46 平尾帆夏のひら砲らじお』(エフエム山陰)がスタートし、パーソナリティとしての経験を積んでいるところだが、『日経エンタテインメント!日向坂46 Special 2023』(日経BPムック)では、「『おもてなし会』でライブのMCをしたとき、好きなことがみつかりました。(佐々木)久美さんから学んで『しゃべれるアイドル』になって、全体ライブでもMCを担当できるようになりたいです」と意気込んでいた。平尾の聴き心地のいい声質と安定感のあるトークはまさにラジオ向き。15分という短い枠ではあるが、今後30分枠に拡大することも期待できる。また、2ndアルバム『脈打つ感情』収録の四期生楽曲「ロッククライミング」では初のセンターを務め、まさにロッククライミングのように地道に階段を駆け上がっている。四期生のアンバサダーとしてグループの魅力を発信してくれることに期待したい。

山下葉留花、秘めたるポテンシャルに注目

 高校卒業後に住宅設備系の会社に就職し、その後グループに加入するという経歴を持つ山下葉留花にも注目したい。加入当初はしっかり者のお姉さん的な立ち位置かと思われたが、『ひなあい』では徐々に個性を発揮している。たとえば、初登場の際には会社員時代のエピソードとして、A4用紙を1箱発注しようとしたところ、10箱も発注してしまったという“A4用紙大量誤発注事件”を明かした。また「山口陽世さんの山口の“口”のなかに2人で入ろうという話をしました」という意味不明な発言でMCのオードリーを困らせたこともあり、見た目と中身のギャップには彼女の底しれぬポテンシャルを感じさせる。昨年は膝の負傷により4月1日・2に開催された『4回目のひな誕祭』を欠席するという不運にも見舞われてしまったが、今年こそは聖地“横浜スタジアム”で輝く山下の笑顔が見たい。

 今年の新成人には日向坂46の未来を担う可能性に満ち溢れたメンバーが揃っており、チャンスがくれば一気に化けそうな逸材ばかりだ。2024年は大人になった彼女たちがグループを引っ張っていくことだろう。

※1:https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/54207?ima=0000&cd=member

※記事初出時、本文に誤りがありました。以下訂正の上、お詫び申し上げます。(2024年1月4日13:10、リアルサウンド編集部)
誤:上村ひなのを除く三期生は2021年に放送された日向坂46主演のドラマ『声春っ!』(日本テレビ系)へは出演しておらず
正:上村ひなのと山口陽世を除く三期生は2021年に放送された日向坂46主演のドラマ『声春っ!』(日本テレビ系)へは出演しておらず

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