日向坂46の2023年は地盤を固めた1年に パフォーマンスを磨き、次のステージへ
2023年の日向坂46をひと言で表すならば“地盤を固めた”1年だったと言えるだろう。初の横浜スタジアム公演や四期生が出演した『新参者 Live at THEATER MILANO-Za』といった大きなチャレンジはありながらも、新加入の四期生とともに次なるフェーズに向けて地道に歩みを進めてきた。
2022年9月に加入した四期生は今年2月に初の単独イベント『おもてなし会』を開催し、おひさま(日向坂46ファンの呼称)に自分たちの魅力をアピールすることに成功した。昨年の「ブルーベリー&ラズベリー」(8thシングル『月と星が踊るMidnight』収録曲)での晴れやかなパフォーマンスを経て、2023年は「シーラカンス」(9thシングル『One choice』収録曲)、「見たことない魔物」(10thシングル『Am I ready?』収録曲)、「ロッククライミング」(2ndアルバム 『脈打つ感情』収録曲)の4曲で幅広い世界観を表現してきた。その集大成とも言える『新参者 Live at THEATER MILANO-Za』では初めての単独ライブにも関わらず、10公演にもわたるロングラン公演で成長した姿を見せた。中でもけやき坂46時代の衣装を纏って「イマニミテイロ」「僕たちは付き合っている」といった楽曲を披露する姿は、過去のけやき坂46一期生と重なりながらも、四期生ならではの色がはっきりと見え始めていた。
4月1日と2日には横浜スタジアムにて『4回目のひな誕祭』が開催された。新型コロナウイルスの規制緩和により、声出しが解禁された全体ライブであり、2日間で7万4000人ものおひさまが駆けつけた。2022年の『3周年記念 MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~ in 東京ドーム』での念願の東京ドーム公演を経て臨んだ横浜スタジアムでは、屋外らしいステージが展開されたほか、野球好きなメンバーが多い日向坂46ならではのコーナーも用意された。2024年4月6日、7日に開催される『5回目のひな誕祭』の舞台も横浜スタジアム。乃木坂46が明治神宮野球場を“聖地”としているように、横浜スタジアムが日向坂46にとっての新たな聖地となることを強く感じさせた。