tofubeats、メジャーデビュー10周年記念&誕生日ライブにSTUTS、NOAら集結 祝福の一夜をレポート

tofubeats、メジャー10周年記念ライブレポ

 tofubeatsが11月26日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて、メジャーデビュー10周年を記念したライブを開催した。

 tofubeatsの誕生日に開催された本公演は、事前にゲストとして新井ひとみ(東京女子流)、KEIJU、中村佳穂、okadada、STUTS、VaVaの出演が発表されていたが、当日はさらにシークレットゲストを含む複数のゲストがステージに登場。tofubeatsは多彩なゲストと共に2時間以上にわたる白熱のライブを繰り広げた。

tofubeats(撮影=横山純)

tofubeats(撮影=横山純)

 オープニングDJを務めたokadadaがフロアをあたためた後にステージに姿を現したtofubeatsは、まず観客に向かって「こんばんはtofubeatsです。今日はメジャーデビュー10周年ということでみなさんからの祝いをカツアゲしていきます!」と軽く挨拶。代表曲のひとつである「ふめつのこころ」のイントロのエディットバージョンからライブをスタートさせると、tofubeatsのパフォーマンスに応えるかのようにフロアに集まったオーディエンスの大合唱がいきなり巻き起こった。

 のっけから会場の盛り上がりが高まるなか、tofubeatsはノンビートのアンビエント曲で会場をクールダウンさせると、その終盤ではけたたましく鳴り出すブレイクビーツをプレイ。続けてハウシーなダンスビートを鳴らす「PEAK TIME」へと移行すると、そこからはノンストップで甘いエレクトリックピアノのコードが印象的な「Let Me Be」やエモーショナルなフューチャーベースの「STAKEHOLDER」をプレイし、再び会場のボルテージを上げていく。

tofubeats(撮影=横山純)

 そのタイミングで1組目のゲスト・STUTSがステージに登場。マイク1本だけを持って、ライブの現場で客演するのはレアだと語るSTUTSと共に披露した「One (STUTS feat.tofubeats)」での柔らかなストリングスの音と太いブーンバップなビートにあわせて繰り広げられるふたりのパフォーマンスに観客から大きな声援と拍手が送られた。

tofubeats(撮影=横山純)

tofubeats(撮影=横山純)

 続いてステージにtofubeatsの“神戸の後輩”ことNeibissが登場し、共にレイドバックな雰囲気が漂う「don't like u (feat. Neibiss)」を披露したあとは、「10周年ということで、あまりライブではやっていない懐かしい曲をやります」と宣言。陽気なホーンが印象的な「Keep On Lovin' You」を披露した。さらにゆったりと身体を揺らすテンポのレゲトンにリミックスした「SHOPPINGMALL (remix)」を終えると、tofubeats主宰レーベル「HIHATT」からリリースするKotetsu Shoichiroが登場。「今日の夜も引っ張ってもらいましょう!」というtofubeatsの言葉に応えるかのように、ふたりはムーディなハウス調の「VIBRATION (feat.Kotetsu Shoichiro)」で会場を大きく揺らした。

tofubeats(撮影=横山純)

 また、ライブが中盤に差し掛かるとtofubeatsは「10周年楽しんでくれてますか? 続いても久々やる曲です」と宣言し、新井ひとみをステージに招くと、ここでokadadaとのユニット・dancinthruthenightsの「マジ勉NOW! (dancinthruthenights feat.新井ひとみ)」や「Come On Honey!」を披露。さらに「昔ツアーで一緒に回っていた時と同じように『POSITIVE』を新井さんと一緒に歌いたい」と急遽新井を誘い、一緒に披露するというサプライズも見られた。

tofubeats(撮影=横山純)

tofubeats(撮影=横山純)

 そして、迎えたライブ後半戦では、当日会場にはいなかった「POSITIVE」でのコラボレーターであるDream Amiの声をサンプリングして鍵盤に割り当てたキーボードをtofubeatsが生で演奏するというパフォーマンスからスタート。続けて披露した「RUN REMIX」では、VaVaがステージに登場したほか、ステージ後方のスクリーンには同曲のもうひとりのコラボレーター・KREVAの映像も映し出され、仮想的に3組の共演が実現したことで観客はまた大盛り上がり。さらにVaVaが会場に向かって「恵比寿、調子いいやつ全員手を上げろ!」と叫ぶと、高く手を挙げてその呼びかけに応える観客のオーディエンスの姿も。

tofubeats(撮影=横山純)

tofubeats(撮影=横山純)

 シークレットゲストのNOAがダンサー2名ともにステージに登場すると、「祝いにかこつけて、他人の曲も歌う方式でやっていく」と宣言したtofubeatsは、自身が客演したNOAの「TAXI (NOA feat.tofubeats)」を披露。続いて登場したKEIJUとは「LONELY NIGHTS (feat.KEIJU)」を披露し、観客がその切ないメロディに乗せて届けられるふたりのラップの掛け合いに耳を澄ましながら聴き入った。そのしっとりとした雰囲気を引き継ぐかのように、さらなるシークレットゲストとしてBONIE PINKが登場すると、tofubeatsはふたりのコラボ曲で自分でも気に入っているバラードだという「衣替え (feat.BONIIE PINK)」や自身のバラード曲である「RIVER」を歌い上げた。

tofubeats(撮影=横山純)

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