ももいろクローバーZが結成15周年イヤーで遂げた進化とは一体何だったのか? 2023年を総括
ゆず・北川悠仁の提供曲「誓い未来」は“15周年の証”に
そして最後に触れなければいけないのが、7月から10月までさまざまな地域をまわった15周年記念ツアー『QUEEN OF STAGE 15th Anniversary Tour MOMOIRO CLOVER Z』である。この『QUEEN OF STAGE』という大胆不敵なツアータイトルは、活動初期から日本のあらゆる場所(それはスペース的なことも意味する)で歌って踊り、時にはゲリラ的な企画にも乗り出し、アイドルだけではなくロックバンド、プロレスラー、文化人ら異種格闘技的なトークやライブの競演も経験し、そして『NHK紅白歌合戦』出場や国立競技場での単独公演を実現させるなど、夢を現実にし続けてきた強靭さがあるからこそ名乗れるもの。
さらに同ツアーのファイナルでは、ゆずの北川悠仁が作詞・作曲(楽曲は岡田実音との共作)を担当した「誓い未来」がサプライズで初披露された。北川は「結成15周年を迎えたももクロの未来へ進んでいく決意を描いた」とリリース発表時にコメントしている。一度立ち止まってこれまでの歩みを噛み締め、そしてさらにその先を見据えて再び進むメンバーの姿が重なる同曲は、まさしく“15周年の証”だろう。
今後のももクロの行方について、百田夏菜子は「これからもいろんな選択肢があると思うんですけど、いろんな選択肢を自由に選べるってステキなことじゃないですか。それがアイドルだからできないとか、いろんなイメージやグループ事情があると思うけど、でも私たちは私たちならではのグループらしさっていうことで、その時その時のいちばんいいものをみんなで選択しながら進んでいけたらいいな」とコメントしている。(※3)
15周年を迎えたが、ももクロにはたくさんの可能性がまだまだ詰まっている。何より彼女たち自身がその可能性を信じ、そしてワクワクしていることが分かる。だからこそ、私たちもずっとももクロのことを好きでいられるのだ。
※1:https://www.asahi.com/articles/ASR656T7PR65PITB00K.html
※2:https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/314215
※3:https://www.youtube.com/Kem2Qint5cc
プロ野球選手の登場曲、人気アーティストは? 阪神優勝への「栄光の架橋」、佐々木朗希のあいみょん愛……傾向を大調査
セ・リーグは阪神タイガース、パ・リーグはオリックス・バファローズの強さが際立った今年のプロ野球。現在、クライマックスシーズン真っ…
ももいろクローバーZの可能性を広げてきた名ギタリスト マーティ、イングヴェイ、布袋寅泰、和嶋慎治……輝かしい共演歴
ももいろクローバーZは、新曲「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」で11年ぶりに布袋寅泰とコラボ。マーティ・フ…