乃木坂46 冨里奈央&五百城茉央、中西アルノ&井上和……5期生仲良しコンビの化学反応

小川彩&一ノ瀬美空 “あやみく”

 「産んだ記憶がある」という名言(迷言)を残すほど、加入初期から歪んだ愛情を小川彩に向ける一ノ瀬美空。その溺愛っぷりが広まったのは、『乃木坂工事中』の人気企画「第4回 内輪ウケものまね大賞」で井上が「小川をかわいがりすぎてムツゴロウさんになる一ノ瀬美空」としてものまねを披露したことにあり、一ノ瀬の小川への“好き”の気持ちは今もなお更新され続けている。

 テーマソング「AYAって何?」を作詞・作曲してしまうほどの一ノ瀬のヘビー級の愛を小川が受け流すというのがひとつのフォーマットになっているが、よくよく聞いていると小川のツンデレが垣間見えてくる。そのことが顕著だったのが、『乃木坂工事中』でも話題に挙がっていた一ノ瀬の地元・福岡へのふたり旅だ。実家にも遊びに行ったという福岡旅について、設楽統(バナナマン)から「好きなんだ?」と直球の質問を投げかけられると、恥ずかしそうに「そういうわけではない」と否定する難しいお年頃。『乃木坂スター誕生!』シリーズにおいて一ノ瀬が大塚愛「プラネタリウム」で初めてソロ歌唱に挑んだ際、その努力を涙を流しながら誰よりも讃えていたのは小川だった。一ノ瀬の「私が元気ないなって時、彩はめっちゃ察知して、隣で見守ってくれる」(『B.L.T.』2023年5月号より)というインタビュー内の発言が示すのは、小川は乃木坂46の最年少メンバーにして、周りに気を遣える性格であり、小川、池田瑛紗を交えた鼎談の流れからは甘え下手であることが明らかになっていく。現在16歳の小川も成長とともに一ノ瀬への接し方の変化が見られてくるのかもしれない。

 その一方、少し心配なのは「Monopoly」のフォーメーションで一ノ瀬の隣が筒井あやめであること。4期生の最年少(年齢的には一ノ瀬の方が年上)で、小川と雰囲気が似ていることから筒井に熱視線を送っている一ノ瀬。グループのオフィシャルX(旧Twitter)には音楽番組出演前の集合写真がアップされており、筒井の肩に手を置く一ノ瀬の目はバッキバキだ。

 ほかにも川﨑桜と池田瑛紗の“さくさくぱんだ”、菅原咲月、五百城、奥田いろはの同級生トリオ“さつまいろ”などがあり、そこに3期生、4期生を加えれば無数の組み合わせが生まれる。それが大所帯グループの魅力であり、面白さである。

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