BTS、ソロ活動を応援し合う関係 JUNG KOOK、SUGA、Vらさまざまな場面で見える絆

 11月4日、BTSの公式YouTubeで、SUGAが進行を務めるトーク番組『슈취타(シュチタ/SUGAと酔う時間)』の最新話が公開された。今回は、11月3日にソロ初アルバム『GOLDEN』をリリースしたBTSのJUNG KOOKがゲストに登場。アルバム制作秘話や2025年のグループ活動再開に向けた想いなどについて、じっくりと語り合った。

[슈취타] EP.21 SUGA with 정국 Ⅱ

 JUNG KOOKはこの数カ月、飛ぶ鳥を落とす勢いでソロ活動を展開している。

 7月14日にリリースしたデジタルシングル「Seven (feat. Latto)」は、その中毒性の高いサウンドと今高い注目を集めているラッパー・Lattoとのコラボにより、7月24日発表の米国Billboard「HOT100」で1位にランクイン。同楽曲はSpotify史上最速で10億回のストリーミング再生を達成し、全米レコード協会からも「プラチナ認定」を受けるなど、数々の偉大な実績をつくった。また、米国Billboardが11月7日に公開した最新チャートでは、メインシングルチャート「Billboard Hot100」で、最新アルバムより「3D (feat. Jack Harlow)」が100位に入り、5週連続のチャートインを果たしている。

 番組内ではまず、こうしたJUNG KOOKの大活躍ぶりにSUGAが言及。世界中のチャートを席巻していることについて、JUNG KOOKは「自信がなかったわけではないのですが……僕が予想していたよりは、もっと多くの方から愛されているようなので」と、謙遜しながらも「Seven」の成功に静かな喜びをにじませた。

 そして、前回番組に出演した7月以降の活動の話へ。JUNG KOOKは非常に完成度が高く好成績を収めた「Seven」を発表した後、次にリリースする楽曲選びに苦労したといい、ソロとして「自分自身が満足いくまで上に行きたいという気持ち」「僕から向上心を取ったら、何も残らないと思います」とコメント。今後の活動も「Seven」の成功に甘んじず、JUNG KOOKらしくストイックにさらなる高みを目指す姿勢を見せた。SUGAはその姿に、「(すでに多くを成し遂げているのに)さらに上の目標を掲げるというのは、なかなかできないことだよ」と、JUNG KOOKを称えた。

 JUNG KOOKの最新アルバム『GOLDEN』の制作秘話について語るパートでは、事務所でトレーニングを終えたばかりだというVがサプライズで登場。Vは主に聞き役となりつつ、食事を囲みながら、SUGAと共にJUNG KOOKのアルバムについて語り合う時間となった。

 JUNG KOOKはアルバム名について、「今この時期がゴールデンタイムだ」と感じたこと、「黄金マンネ」というBTSでのニックネームも含めて自身に関係が深い言葉であることから『GOLDEN』に決定したというエピソードを披露。SUGAはアルバムのジャケット写真を見て「真のアジアンポップスターがいよいよ現れたんだなと思った」と、誉め言葉を贈った。

정국 (Jung Kook) 'Standing Next to You' Official MV

 “キング・オブ・ポップ”を思わせる風格を兼ね備えたタイトル曲「Standing Next to You」に関しては、プロデューサーを務めるアンドリュー・ワットが制作した楽曲の中でJUNG KOOKが特に気に入り、曲を聴いてからわずか半日ほどの準備でレコーディングに臨んだことを明かした。番組内で同楽曲を流すと、SUGAはすかさず「やったね!」とウイスキーの入ったグラスを掲げ、「僕は『Seven』からここまで全部で3曲聴いたけど、曲をすごく賢く上手に選んだと思うよ。(JUNG KOOKの長所を活かした)方向性をうまく掴んだね」と、プロデュース経験もあるSUGAならではの感想をコメント。

 そして、Vが「この曲数なら、もうコンサートできるんじゃないですか?」と話すと、JUNG KOOKは、今回はARMY(BTSのファン)のためにショーケースを行うと宣言。「ARMYができる限り楽しめるように、ベストを尽くして一生懸命つくります」と、ファンに対する愛にあふれた意気込みを語った。

 最後に、JUNG KOOKとVがそれぞれARMYに向けて、現在の想いをコメント。JUNG KOOKは「(『GOLDEN』を通じて)もっとかっこいい姿をたくさんお見せします。皆さんが誇りに思えるように。僕の初めてのタトゥーが、皆さん(ARMY)だったんです。皆さんと最後まで行きたいです。幸せでいましょう!」と、やわらかな笑顔で語った。

 Vも「2025年には、もっとたくさんの思い出を一緒に作りたいです。少しだけ待っていただけたら。僕たち、本当にかっこよく戻ってきたいと思います」とコメントし、番組はエンディングを迎えた。

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