関ジャニ∞、Sexy Zoneらも話題 BTS、Brave Girls=BB GIRLS、HIGHLIGHT……改名がグループに与えてきた影響を探る

 ジャニーズ事務所の社名が「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変わると共に、タレントのエージェントを担う新会社を設立する。今回の社名変更に伴い、グループ名や関連会社など「ジャニーズ」とつく名称をすべて変更する方針であることも明らかに。関ジャニ∞やジャニーズWEST、さらにはSexy Zoneも改名することを発表し話題となっている。

 それぞれの理由は異なれど、デビュー後にグループ名を変えたアイドルは他にも存在する。例えば、世界的人気を誇るボーイズグループであるBTSをはじめとするK-POPアイドルたちがその好例だろう。

 そこで、今回はグループ名を変更したK-POPアイドルをピックアップすると共に、彼ら・彼女らが改名した理由や、グループ名を変えたことでの影響などについて考察していきたい。

契約終了、世界進出、再編成……改名のきっかけとなる新たな門出

 冒頭で触れた通り、デビュー後にグループ名を変更したK-POPグループは少なくないが、理由としてよく挙げられるのが、前所属事務所との契約終了によるものだ。

 例えば、現在(G)I-DLEやPENTAGON、Kep1er・ユジンなどが所属しているCUBEエンターテインメントから2009年にデビューしたボーイズグループ・BEAST。彼らは契約満了時に所属事務所とのグループ名の商標権の交渉がまとまらなかったことにより、HIGHLIGHTというグループ名に変更している。

 2021年に「Rollin'」がヒットしたことで知られるBrave Girlsも、今年2月に所属事務所との契約が終了し、5月からはBB GIRLSというグループ名で再始動。2007年にデビューし、日本でも人気を得ていた超新星も、同様の理由でSUPERNOVAに改名する(2021年からは両方の名称を使用)など、所属事務所が変わったことによって、やむをえず改名するケースは多いようだ。

 また、世界進出をするために通称を変更したグループもいる。BTSは、2013年に防弾少年団(バンタンソニョンダン)としてデビューし、活動していたが、2017年からは世界進出を視野に入れ、防弾少年団のローマ字表記“Bangtan Sonyeondan”の略称、BTSを通称として使用するようになった。

 彼らの他に、2021年にデビューした9人組ボーイズグループ、T1419もデビュー後1年弱でグローバル活動に向けて元々の“Teenager Fourteen Nineteen”に“Try For New(新しいことに挑戦する)”という意味を加えたTFNに変更している。世界に浸透させるためには、英語表記かつより短く覚えやすいグループ名がいいのだろう。

 そして、メンバーの入れ替えにより、改名するケースもある。

 2013年にデビューした13人組ボーイズグループ、ToppDoggはメンバー8人の脱退により2018年からXENO-Tに。また、“ドゥケ”の愛称で親しまれているガールズグループ、DREAMCATCHERは、元々MINXというグループ名でデビューしたが、2016年に改名。その後新メンバーを2人追加し、再デビューを果たしている。

 このように改名する理由は、事務所との契約終了、世界進出の本格化、グループの再編成など様々だが、どれも新たなスタートを切るタイミングで行われていることがわかる。

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