2PM、完全体での7年ぶり来日公演は“絶景”の連続 Hottestとの強い絆と愛で満たされたステージ
ライブは後半戦に突入。離れている時間もずっと待っていてくれたHottestへ向けたバラード「離れていても」がとにかく絶品で、Jun. Kとジュノの美声ハーモニーが心に沁み渡る。終盤は客席も大合唱で幸福感あふれる歌声が有明アリーナに広がった。その後は「僕たちの“野獣アイドル”というニックネームの色がよく出たパートです」とチャンソンが紹介してライブは俄然アグレッシブなブロックへ。「Again & Again」、「Without U」は2PMの真骨頂とも言える力強くワイルドなダンスで躍動し、「Heartbeat」はデビュー当初にK-POP界を席巻した唯一無二の“野獣”感でアピール。「I'm your man」に続いて惜しげもなく披露した肉体美に興奮は再びピークに達した。
ラストスパートもまだまだ“攻撃”の手を緩めないステージが続き、ジュノが雄々しく吠えた「Game Over」、大量のフラッグがステージを彩った「Don't Stop Can't Stop」でライブ本編は幕。しかし、熱気冷めやらぬうちにアンコールでメンバーが登場し、「Forever」をしっとりと伸びやかに届ける。最後は会場中の心を合わせたハミングで一つに。いつまでもこの時間が終わりませんように。そう願わずにいられない時間がそこにはあった。
大団円を前に、6人が客席をバックに記念撮影をしようとしたその瞬間――。Hottestのメッセージが詰まったサプライズ映像が流れ、メンバーが食い入るように見つめている間に客席は「15周年おめでとう♡」のスローガンをスタンバイする。振り返って驚いたメンバーは感極まり、鳴り止まない「2PM!」コールに必死に涙をこらえる。瞳を潤ませながら「本当にビックリしました。(驚きすぎてコメントが)難しいです(ウヨン)」、「僕の人生に皆さんがいてくれてうれしいです。ありがとうございます(ニックン)」と感謝を伝え、「長い時間僕たちのことを愛してくださったその愛に僕たちが応えられたのか、もう一度考える時間になりました」というジュノの言葉も大勢のHottestの胸を打った。
お祝いの特製ケーキが運ばれ、仕切り直しの記念撮影が終了すると、そこから再び圧倒的熱量で4曲をパフォーマンス。すでに公演時間は3時間半を超えていたが、驚異のスタミナでまだまだライブ冒頭のようなステージを見せる姿は圧巻のひと言。最後の最後はお祭り騒ぎのようなムードとなり、6人は隅々まで手を振ったりと、Hottestへの深い愛情、そして、まだまだライブを続けたいという名残惜しい気持ちが彼らの一挙手一投足に表れていた。「HIGHER」で高く天を指して2日間のアニバーサリー公演を終えると、「以上、2PMでした!」と6人は深く一礼してステージを後に。2PMとHottestの強い絆と愛で満たされたコンサートは、まさに“絶景”の連続の4時間だった。